かんぱんエリアの捜索を終了し、のこるはだれぱんの行きたがっていた
アリアハンの西にある大きな大陸。ここは２つの大陸が細長くつながっている
変わった形をしている。勇者一行は南の端から上陸することにした。
昼間だったので見晴らしがよく、上陸後すぐに小さな家を発見。
近づいてみると玄関先に誰かいる。兄さん、ここはいったいなんですか？

「この先の家は海賊達のすみか。近づかない方がいいですよ」

海賊。うーん、何か浪漫を感じるねえ。
・・・ん？じゃああんたは何でこんな所にいるんかいのう。まあいっか。
こっそり中に入ってみると、人の気配が全くしない。

だ：あれ？みんなどこに行ったんだろう。
か：おそらく船でどこかに行っているのではないでしょうか。
み：じゃあさ、誰もいないうちにこっそりお宝頂戴しちゃおうぜ。
だ：え〜！そんなにうまくいくかなあ。
み：だいじょうぶだって、それにどうせ他の船からかっさらった宝物ばっかりだろう？
　　オレ達が頂いちゃっても誰も文句なんかつけないよ。
だ：そっか、それもそうね。

というわけで家捜し開始。しかし、海賊のアジトだというのにたいしたものがない。そんななか・・・。

か：こんな物見つけましたよ。
こ：・・・何だこれは？道具袋か？
か：違いますよ。ルーズソックスです。履いてみますか？
こ：遠慮する。そんなものつけていたら素早く動けない。
み：それにしても、そんなんいったいどこで見つけたんだ？
か：一番奥の部屋です。壁に大きな海賊旗が飾ってあったから、たぶん首領の部屋か何かだと思います。
だ：首領がなんでこんなものを・・・？

そんなことを話しながら家捜しを終了したご一行。アジトを離れて船に向かおうとしたところ。

こ：あそこに見える船、我々の船とは違うな。
み：げ、アレってもしかして、海賊達なんじゃないか？
か：大変！早く隠れましょう！
だ：そんなこと言ったって、どこに隠れろっていうのよ？
か：あ、あそこに大きな岩があります。あの陰に隠れましょう！

どっちが盗人かわからない行動をとる４人組。大岩の影から海賊の様子をじっと見る。
ぞろぞろ帰ってくる海賊達。そんな彼らを指揮しているのは、何と女性ではないですか。
女頭領に興味を持ったご一行。ちょっと会ってみようかと、２度目の侵入を敢行。・・・見つかった。

「何だお前らは？そうか、魔王を倒すってのはお前達のことだな。
オレ達は７つの海をまたにかける男。お前の噂はいろいろ聞いたぜ。
わかった、歓迎しよう！ゆっくりしていってくんな！」

おお、何ときっぷのいい男達だ。この気のいい海賊の案内で、一行は首領のもとへ。

首：女のあたいが海賊のお頭なんておかしいかい？
だ：そんなことないよ。私だって女なのに勇者やってるモン。
首：ずいぶんはっきり言ってくれるじゃないの。でもそこが気に入ったよ。
か：（・・・なんか、誰かに似た性格ですねえ）
首：ルザミの島を知ってるかい？
み：ああ、ちょっと前に行って来たよ。大したものはなかったけどね。
首：あ、そう。ところであんた、魔王を倒すために旅をしてるってホントかい？
だ：うん。
首：そうか！ホントなんだね！それが実現するかどうかはわかんないけど、
　　もし倒せた暁には是非また寄ってくれよな。
こ：（ずいぶん気持ちのいい人だな）
か：（でも、何でこの人がルーズソックスなんて持ってたんでしょうねえ？）
み：（ま、いろいろやってみたいことがあるんだろう）
首：ん？何か言った？
か：い、いえいえいえ！

この後、海賊なら海のことに詳しいだろうと聞き込みをする。そんな中、貴重な証言を耳にする。

族：オーブを探している？そういえば昔盗んできたお宝の中にそれっぽいのが・・・
だ：え、ホント？どこ、どこにあるの！
族：えーと、どこへしまったんだっけ・・・。
だ：うっそ〜！思い出してよ〜。
族：そんなこと言ったって、ずいぶん昔の話だし。
こ：ここにあるというのは間違いないのか？
族：ああ、誰も持ち出していなければ、の話だけど。
か：首領に聞いてみましょう！

か：首領さん、私たちオーブを探しているんです。さっきここにあるって話を聞いたんですけど、
　　どこにあるか知りませんか？
首：オーブ？ああ、確かにあったね。でも、どこに置いて置いたっけなあ。
み：思い出せ、思い出すんだ！（ぶんぶんぶん）
首：わかった、わかったから襟を掴むな伸びるから！・・・ったく、らんぼうものだなあ。
　　エーと、中では全然見てないから、多分外の宝物庫にあると思うよ。
こ：そと？
首：ああ、家の外に大きな岩があるんだ。その下に階段があって、そこが隠し宝物庫になっているんだ。
だ：ああ、さっき隠れた。
首：は？お前達かくれんぼでもしていたのか？
だ：え、いやいや、ちょっと。とにかくそこに行けばあるんだね？
首：ああ、ついでにそこにあるお宝で何か使う物があったら持っていっていいよ。
　　どうせアタシらは使わない物ばっかりだし。
だ：ありがとう！

早速大岩を動かしてみると、下に階段が。そして隠し宝物庫の奥でレッドオーブを発見！

だ：へー、これがレッドオーブ。
こ：思ったより大きいな。スイカくらいか？
か：これを６つも集めるんですか？大変な作業ですねえ。
み：ま、どうにかなるさ。案外こんな感じでぽんぽん見つかるんじゃないか？

ひょんな事からラーミア復活のカギの１つを手に入れたご一行。
次はこのまま徒歩でこの大陸を北上していく予定。いったい何がこの先待っているのか、こうご期待ですね。

だ：ねえねえ、これみてたらスイカ食べたくなってきた。どこかに行ってスイカ拾ってこようよ。
こ：お前は子供か。我慢しろ。
だ：ぶ〜。