ここは転職の出来るダーマの神殿。
一行は早速転職を試すため神官にお話を聞く。

「未熟者の分際で職を変えたいとは何事じゃ！」

どうやら我々はまだ転職を出来るレベルに達していない様子。それなら転職を出来るレベルになったらまた来よう。
それまで何をやるかという話になって、北にあるガルナの塔に行ってみようと言うことに。
もしかしたら新た装備品が見つかるかも知れない。一行は心躍らせながら塔に向かった。

そしてガルナの塔到着。最初に見つかったのは１人の女性。早速聞き込み調査。お嬢、何か知らんかね？

「この塔のどこかに悟りの書と呼ばれるものが眠っています。
悟りの書があれば賢者にもなれましょう」

なんですと？賢者になれるとな？それは絶対に欲しいぞ。
思わぬ宝が隠されていることを知った４人の目がきらりと光る。
これは獲物を追うストーカーの目に近い。ところで、誰が賢者になるんだ？

１Ｆには他に瞑想をしているじいさんがいた。邪魔されたくなければこんな入り口の近くにいなきゃいいのに。
それにしてもこの塔結構ややこしい。階段の他に移動手段として旅の扉を使うとは。
自分の位置が掴みにくいことこの上ない。あ、賢さの種見っけ。だれぱん＋２。
階段は３つ見つけたが、うち２つは行き止まり。何なんだこのややこしさは、さすが賢者の塔。

２Ｆに上がって最初に目に付いたのはピンと張られたロープ。何これ、綱渡り？
他に道がないので綱渡りをしてみる。１回失敗したが何とか渡りきった。
渡りきったところの下り階段を下りると今度は旅の扉。旅の扉の先には上り階段３つ。いじめか？

階段の先はお金だったり、小さなメダルだったり。嬉しいことは嬉しいが、悟りの書ではない。
真ん中の階段はまだ行っていないので、こっちが悟りの書なのかな？

階段をどんどん上って現在５Ｆ、目の前にはまた綱渡り。今度は落ちずに渡りきる。うーん、サーカスに入れるぞ。
それにしてもこの辺り、メタルスライムが多い。でもすぐに逃げるからうっとうしい。

最上階６Ｆに到着。目の前には宝箱１つ。これが悟りの書か？わくわくしながら箱を開けると・・・

銀の髪飾り。

・・・ありゃ？これはどう見ても悟りの書じゃないね。下の階段の方だったのかなあ。
ところが４Ｆにも無い。これはどういうことだ？
この後虱潰しに鼻を利かしてみると、２Ｆに１個あることが判明。そういえばさっき見たな。
でも割れ目の向こうだったんだよな。どうしたものだろう。
あ、敵だ。ロープの上にまで出るなよ。斬る斬るＫＩＬＬ。

つるっ。

あ、足踏み外した！あれぇぇ～～～～～～・・・

どっかーん。

あいててて、ここはどこだ？えーと、４Ｆか。それにしても階段がないな。飛び降りてみるか。ひょい。
３Ｆ到着。今まで来たこと無いフロアだ。下に降りる階段発見。２Ｆに行ってみよう。
２Ｆに到着すると宝箱発見。開けると中には悟りの書。おお、これが噂の。怪我の功名だ。

だ：これで賢者に転職できるんだね！
こ：そういうことだな。
か：で、誰が賢者になるんですか？
み：え？かんがなるんじゃないのか？
だ：うん、私もそう思ってたんだけど。
か：でも、私もう僧侶系の呪文は使えますから。もったいないですよ。
こ：私は遠慮しておく。せっかく黄金の爪を取ったんだ。もっと道を極めたい。
だ：と、いうことは。
み：・・・オレ？

協議の結果、みそぱんが賢者に。そうすると今度は盗賊がいなくなるけど、ま、いっか。

というわけでダーマ神殿。こんどはみそぱんも一人前になったし、レミラーマも覚えたし、問題なし。
さあ神官様。賢者にしてちょ。

「ふぁっふぁっふぁ」

え？どうしたのそんな水戸の御老公みたいな笑い方して。

「らんぼうもののくせに・・・賢者になりたいとはウケ狙いかの？」

はう、そんなこと言われるなんて。タトゥー外しておけばよかったよ。
何はともあれみそぱんは賢者に。盗賊の割にはＭＰ高かったからいい感じだ。
装備品は何とか対応できた。まさかブーメランを装備できないとは。
これから先は転職のことを考えて少し売りを控えよう。

つぎはいよいよ船を手に入れよう・・・とおもったが、陸路で北上してムオルの村を目指すことに。
歩いていけるところは今のうちに行っておこうと思います。