ゲームタイトル
【ドラゴンクエストモンスターズ2
  〜マルタの不思議の鍵】

2002.1/11より 毎月11日更新?

written by . butyo

*前回までのあらすじ:部長は店舗大会に出場。全力五月雨はバイキルト状態でも出るという、とんでもない勘違いをしたせいで、ギリギリまでモンスターを育成する羽目になり、徹夜で試合会場の店舗に向かう。ちなみに応援に来てくれと、友達を3人呼んでいた。





第7話 「初☆対☆戦」
(掲載日:2002.8/13)


ドラゴンクエストモンスターズ2
マルタのふしぎな鍵 スーパーバトルトーナメント

3/30〜4/1 炎の格闘場 in TOKYO GAME SHOW2001 SPRING
◆4月中旬〜5月下旬 全国各地で店舗予選開催
5/26 大阪地区大会 OMMビル
5/27 名古屋地区大会 電気文化会館 でんきの科学館
6/10 東京地区大会 東京ファッションタウン西館 TFTホール
6/10 全国決勝大会 東京ファッションタウン西館 TFTホール





 店舗大会出場者が続々と集結した。ついに試合開始まで後わずかだ。
 店の人の話しでは、16人来る予定だが14人しか来ていないという。

 出場者の顔を見渡した。小中学生が多い。

 だが、その中に見るからに手強そうな2人がいた。

 一人はすらりとした顔立ちの男。(HN:ばらもす3さん)
 もう一人は帽子の男。


 この二人は物腰から直感的に危なそうな相手だと思った。(年齢的にも20歳前後っぽかったし)


 「マダンテ黒い霧を使ってくるだろうな・・・・。」



 この二人とはできれば闘いたくない。俺と当たる前にマグレで負けてくれ・・・。そう思った。


 しかし、小中学生達の中にも、眼光の鋭い子供が一人いた。

 「ヤツも怖そうな相手だ・・・」


 他に目立っていたのは、取り巻きをたくさん引き連れた、社長風の小学生だった。


 取り巻き「こんなにモンスター持ってるなんて、すげぇ!」

 社長風 「ふふふ・・・」

 取り巻き「優勝するんちゃうン!!」



 仲間を引き連れているといえば、そう言えば自分も友達を3人呼んでいたのだった。便宜上この3人は、『フリーター』『任天堂』『医学部』と呼ばせてもらう。


 任天堂「はぁ・・。」

 フリーター「ふぅ・・・。」

 医学部「ひぃ・・・。」


 3人とも退屈そうにしていた。(スゲェ扱いだ)



 しかし見れば見るほどみんな手強そうに見えてくる。

 「勝てるのか・・・・。」

 不安になり始めていた。


 あれだけ速報の更新を頑張ってきたんだ。毎日DQM2の情報集め。情報量だけは誰にも負けない。速報の常連さん達の期待にこたえるためにも・・・・

 「せめて一回は勝ちたい。」


エントリーの時にもらったルール書を読み直した。





 新しい電池も買ったし、ケーブルも持ってきた。
 後は試合開始を待つばかりだ・・・



 店員「皆さん、お待たせしましたッ!」


 ドキドキ・・・


 店員「抽選の結果、対戦表は以下のように決まりました。」


帽子の男

(欠席)

ばらもす3さん

Y・Nさん

S・Yさん

M・Iさん

眼光の鋭い子供

部長

K・Uさん

(欠席)

H・Aさん

R・Yさん

社長風の子供

K・Tさん

A・Yさん

S・Mさん
______ 
      |______
______|      |
             |______
______       |      |
      |______|      |
______|             |
                    |______
______              |      |
      |______       |      |
______|      |      |      |
             |______|      |
______       |             |
      |______|             |
______|                    |
                           |______優勝
______                     |
      |______              |
______|      |             |
             |______       |
______       |      |      |
      |______|      |      |
______|             |      |
                    |______|
______              |
      |______       |
______|      |      |
             |______|
______       |
      |______|
______|


 店員「二名の方がまだ来ていませんが、欠席とさせてもらいます。」

 一同「あれ、対戦表には載ってるけど・・・」


 店員「欠席者と当たっているお二人は不戦勝です。」

 お二人「ラッキー」



 「いよいよか!」


 ついに始まる。

 真剣勝負、いやDQM2の対戦自体初めてだ。
 目指すぜ最強勇・・・、じゃなかった店舗大会優勝!


  部長 「さぁ、俺のデビュー戦の相手は誰だ・・・?」

 眼光の鋭い子供「ふふふ。俺だッ!!!」

  部長 「なにぃ、オマエか!!(なんとなくヤな相手だ)」






[部長]
ダークドレアム
ダークホーン
キングスライム
VS

[眼光の鋭い子供]
オルゴ・デミーラ2
キングアズライル
グランスライム


 試合開始!!!



 その直後、  

 いきなりマダンテが飛んできた!!


  部長「なにぃ!!(なんだ、このエフェクトは!?)」


 ズギャーーーーン!!!


  子供「ギャハハハアhgr・・・!!!! 一匹殺ッたぜぇ!!」


 ダークホーンが死んだ!!


  部長「うぎゃあああああああああああああ!!!!」


 ゴゴゴゴ・・・・


  部長「なんだ、こなくそ!!ザオリクゥウウウ!!!」


 ピキィーーーン!!


 ダークホーン復活!!


  子供「あわわ・・・、どちくしょう!!必殺、ジゴスパークッ!」


 ギラギラビーーーー!!!!


  部長「ぜーんぜんッ、効かないよぉーーーー!!」


  子供「あれ、あれれ・・・!?」


  部長「フハハハアh・・!!! 喰らぇえええ!!!」


  


 ボカスカ、ボカスカ!!


  子供「うわああああ!!」


        部長 「うひゃひゃああああアアア!!!」


  子供 「ぬああああ!!どえりゃああ!!」


        部長 「ぐほおお!!」


  子供 「フずべくッ!!!」


        部長 「ばびらバっ!!」


  子供 「じゅべええいいいい!!!」



                 ズーン、ズーン、ズーン!


             ハッ!!



ズキャーーーン!!!




       ばっうううううんッ!!!




              ピーポー ピーポー!




         う ん こ









仮にも全国大会優勝者の対戦レビューがこんなのでいいのかと、激しく問いたい













 ともかく、いきなり来た単発マダンテをザオリクして、敵の一体が勝手に廃品化。その後もダークホーンの耐性穴のおかげでジゴスパークを撃ってくれるし、バイキル気合い系統がポンポン決まったりするしで、完全に圧勝だった。それで、応援の友達と一緒に大喜びではしゃいでたら、負けた眼光の鋭い子供が通信コードを引っこ抜きやがった。ヒヤッとしたよぉおお!けどデータは平気。「オイオイ、こういう事しちゃダメだよぉ」と軽くたしなめつつも、「子供相手にゲームで勝って、22の俺が同い年の友達と一緒に本気ではしゃぐなんて、大人気なかったなぁ。」と反省したりもした。



 しかし、特に大画面等は用意されておらず、対戦は全てゲームボーイで行ったため、せっかく観戦にきてくれた3人の友達は状況がつかめずに、


 「どうなったン!?勝ったン?勝ったン?」


 と、試合中に何度も聞いてきた。

 これがまたウザ・・・、ゲフッ、いや、友達の応援は心強い!勇気100倍だぁ!!


 でも冗談を抜きにすると、友達の応援は本当に心強かった。

 未知の敵と戦うプレッシャーは相当のものだったけど、応援のおかげで勇気を出して立ち向かうことができた。







[部長]
ダークドレアム
ダークホーン
キングスライム
VS

[小学生(S・Yさん)]
ヘルゴラゴ
オルゴ・デミーラ2
グランスライム



 そんなこんなでデビュー戦を見事な勝利で飾った部長は2回戦に進出だッ!対戦相手は見るからに小学生のS・Yさん。ちょっと怖いがきっと大丈夫!いくぜぇえええ!!!




 部長 「ばびょーーーん!!!」


 小学生「やっちゃる!!」



 ピポパ!


 パピポペ!!!


 ペポォーーーーーー!!!!


 プポピパ!!



 ペガッ!!



 部長 「ふぅう!!なかなかの熱戦だ!」


 小学生「いてつくはどおおおお!!」


 部長 「クッ!またかっ!!」



 プギャンッ!!


 ごほぉおおおおおおお!!


 ぞベンら!!


 ペペリンポ!!


 プジョオオオオオーーーー!!


 くりゃっちょん!!



 2回戦の相手は1回戦よりは手強い。
 『いてつくはどう』を確実に出してくる。

 速報掲示板では初歩の初歩だが、
 小学生の相場から考えると強い相手だ。


 そう思った瞬間だった。



 アストロン!!



 部長 「は?」


 小学生「しまったぁ〜!」







駅前にチャーハンのうまい店がある

今日、なんとなく腹が減ったんで行ってみたんだ

あのオヤジの顔を見るのも久しぶりだな、

なんて思い出に浸っちゃったりしてさ


そしたらさぁ

無くなってたんだ、その中華料理屋・・・

うまかったんだぜ

あのチャーハン、めっちゃうまかったんだぜッ!!


駅前にチャーハンのうまい店があったんだ

本当に美味しかったんだ





 チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ・t・・・・

 チャ・・・・、チャーーハァーーーーーーーーーンッ!!!



 部長 「アストロン!確かに使うよね、モンスター仲間にする時とかね。けどね、意味なく対戦で出すと、解除されてポコポコにされちゃうよぉーーー!!!」



 うぬおおおおおおおおおおおお!!!






爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆
裂             裂
爆      全      爆
裂     全 全     裂
爆    全   全    爆
裂   全     全   裂
爆  全       全  爆
裂 全 全全全全全全全 全 裂
爆      全      爆
裂   全全全全全全全   裂
爆      全      爆
裂  全全全全全全全全全  裂
爆             爆
裂     力       裂
爆     力       爆
裂   力力力力力力力力  裂
爆     力    力  爆
裂     力    力  裂
爆     力    力  爆
裂    力     力  裂
爆   力    力力   爆
裂             裂
爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆裂爆




全力、全力ゥウウウウ!!!!


ズギャアアン!!


ボギャアアアアアアン!!!


会心、会心んんーーー!!!!


ドゴォオオーン!!!


バコーーン!


 小学生「ギャフン」





仮にも全国(以下略)





小学生をギャフンといわせた部長はついに3回戦進出!








 ・・・しかし、全然違う。

 子供相手とかそういうことじゃなく、ネットで研究されているレベルと、その辺の小学生のレベルというのは明らかに違う。そう感じた。


 これは『小学生はレベル低い』なんて馬鹿みたいにバカにしているというわけではなく、速報やいっしょにTalk等で皆で知識を持ち寄り、掲示板に書き込み、時には厳しく、時には和気藹々と、日々レベルを高めあっている人々に対する畏敬であった。


 もともとゲーマーでもなんでもないタダに素人の俺なんて・・・・

 「常連さん達のおかげで勝てたようなもんだ。」


 しみじみ、つぶやくのだった。



*ホイミソさんの話でもあったが、小学生でもネットの知識を活用している子は強いらしい。世はまさにインターネット時代。ゲーム雑誌の皆々様も、うかうかしてられませんぜ。




☆ワンポイントレッスン

・アストロン・ジゴスパーク等の対戦に要らない特技は持たせない
・ガンガン・色々・命でどんな行動をとるかハッキリさせておく
・オルゴ2等の見た目が強そうなだけのモンスターは選ばない
・子供相手に大人気ない行動はとらない




 さぁて、次の対戦相手は誰かな??

 部長 「ぬわああ!!!来たア!!!」


 あの男かッ!!!



 対戦前から一番厳しい試合になることは予想していた。

 しかし、1、2回戦で自信をつけた俺は燃えていた!


 部長 「勝つぜぇえええ!!!」



 友達の『フリーター』『任天堂』『医学部』も応援してくれていた。



 フリーター「が」

  任天堂 「ん」

  医学部 「ば」








つづく






現在までの登場人物 81人
(ノルマ100人)


次回も超ハイレベルな対戦レビューが見られるぜぃ!
第8話「強敵!ばらもす3(仮)」







第6話 > 第7話 > 第8話 「???」