エジンベアからルーラで逃げ出し、ついた先はアリアハン。
とりあえず体勢を整え、メダルとしのびの服を交換し、浅瀬に向けて出発。
しかし一行、浅瀬の場所をよく知らない。スーの西辺りというのはわかっているが、何しろ広い。
とりあえず船で辺りをうろうろすることに。

だ：浅瀬、ないねー。
こ：もうどれくらい海の上にいるかわからなくなってきているな。
か：みっちゃんなんか、死にそうになってますよ。もう死んでるかも。
だ：そうだねえ、早く見つけないとみっちゃんすっからかんになっちゃうよ。最近うなり声も聞こえないし。
こ：・・・なんだか、雲行きが怪しくなってきたな。風が強い。
か：そういえば、この辺りってよく船が遭難するって聞いてますよ。
だ：・・・げ。

そして予想通り嵐に巻き込まれる船。右に左に振られる船体。
かじも効かず、思い切り流されていく船。そして・・・。

だ：ああ・・・、ようやく嵐を抜けられた。
か：でも、座礁してますよ。船。
こ：船に大きな損傷はないが、これはルーラで移動しないと船が動かないぞ。
み：・・・う〜〜〜・・・。
か：あ、みっちゃんだ。船が動かなくなったから出てきたんだ。
み：・・・げ〜〜〜・・・。
こ：おい、あんまり外に乗り出すなよ。

・・・ひゅ〜〜〜〜、ちゃぽんっ。

だ：・・・あ。落ちた。
か：ちょっと、そんな冷静に見てないで！助けないと！
こ：そうだな。・・・ん？地震か？

３人が下を覗いてみると、みそぱんが浮いている辺りの浅瀬がどんどん浮上していく。
同時に船も持ち上げられていく。

こ：どうなっているんだ？
だ：そうかー。ここがカギのある浅瀬だったんだ。
か：どういうことですの？
だ：みっちゃんが乾きの壺もってたの。それでみっちゃん壺持ったまま落ちたから、浅瀬が干上がったんだ。
こ：何故袋に入れずにみそぱんに持たせて置いたんだ？
だ：んー。２週間くらい前、気持ち悪い気持ち悪いって言ってるのを見てね、何か入れ物ないか探したんだ。
　　でも何にもなくてね、壺を渡したの。
か：えー？じゃあ、あの壺を「きたろう」に使ってたの？
だ：うん。
こ：・・・信じられん事をするな・・・。

そんなことを話している間に浅瀬の浮上は止まり、ほこらが姿を現した。
３人はほこらの中に入って無事最後のカギを入手。
その後ルーラで一旦移動して改めてグリンラッド近くのほこらから旅の扉でサマンオサ地方に無事侵入。
しばらく歩いた後、無事サマンオサの町にたどり着きました。
（その間みそぱんはぴくりとも動かなかったので、キャスター付きの特注の棺桶で運んでいました）

宿屋にとりあえず棺桶を放置して３人でうろうろしていると、墓地で葬式が行われているのを目撃。
話を聞くと、どうも王様の悪口を言って死刑になったらしい。
その後もいろんな所で王の噂を聞いてみるも、悪い噂ばっかり。

だ：何か、感じの悪い王様。
か：感じの悪いなんてもんじゃありませんよ！信じられない！
こ：昔は優しかったのに豹変したと言っていたな。どういうことか、確認するべきかもな。
だ：そうだね。でも、そのまえに・・・（ごそごそ）ぺぽ〜。
こ：・・・かえってこないな。さ、城に行ってみよう。

・・・しかし、城に入ろうとすると兵士に止められた。王に呼ばれていない者は入るな、とのこと。
しかし勇者はへこたれない。表がだめなら裏からと、勝手口を捜し当て見事侵入成功。
城の中はいやな空気が立ちこめている。みんなぴりぴりしている。
何人かに話を聞いてみたが、みんな王様の機嫌を損ねるのを恐れている。死刑になるから。

か：予想したとおり、ずいぶんと荒れた城ですね。
こ：ああ。さて、王に会いに行ってみるか。変化の杖をもらわないと。
だ：（調理場のおばさん、私を男と間違えた・・・）

３人は変化の杖をもらいに行くために王の間へ。そして王が発した第一声。

「怪しい奴め！この者らを牢にぶち込んでおけい！」

ちょっと待てい。初対面でいきなり怪しい者扱いか？
そして兵士がわらわらわらわら。抵抗する間もなく牢の中。
各地の町で接収を繰り返してきた報いか？このまま３人は死刑になってしまうのか？次回に続く！