DQM2の体験版がプレイできる第13回ホビーフェア、2001年1月28日(日曜日)大阪ドーム。天気:曇り時々雨。 3時間待ちの行列だったが、迷わず横入りして待ち時間を3時間短縮した部長。果たしてどれだけのDQM2情報を仕入れることができるのか!? 俺はbutyo、留年の危機を迎えている大学生だ。 もうすぐ試験期間に突入するので、ここで遊んでしまったら確実に留年の確率はアップする。 しかもヒドイ風邪をひいていて、その日は朝から立っているのがやっとの状態。 頭痛で頭はくらくら、足はふらふら。 しかし、どれだけ辛くても、ホイミソさんとの約束があるので行かないわけにはいかない。 ホイミソさんは今までジャンプフェスタやホビーフェア東京大会で色々なDQM2情報を仕入れてくれた人物。彼のおかげでこのページ(速報DQM2)をたちあげることになり、しかも雑誌情報をも凌駕する情報を流すことができたのだ。 ホビーフェアは午前9時から午後4時まで開催される。 俺が入場したのは12時10分。 ![]() これは開演前の画像? 残り3時間50分。1分たりとも無駄にはできない! それにしてもホイミソさんは偉大だ。 体験版プレイマニュアル(1・2・3)まで書いてくれていたのである。 俺はこれをプリントアウトしたものを事前に用意し、電車の中でも読んでおいた。これから体験版をプレイする者にとっては、すばらしく的確なアドバイスが書いてあった。 その中にホイミソさんからの指令もあった。 1.ナスービナーラ、ガマニアンの配合を突き止めるべし 2.だいおうイカを倒すべし 3.アロードッグ、へびこうもりをゲットするべし まずはこの指令に従い、ガマニアンの配合を突き止めることにした。 ![]() エニックスのブース。DQM2体験版以外に、 DQのカードゲームができるテーブルもあった。 (この写真の中に見覚えのあるスタッフの顔もあるな) マニュアルによると、一度に連続でプレイできる時間は10分。 かなり急がないと何もできずに終わってしまう。 俺は気合をいれて順番待ちの列に並んだ。 「よっしゃああ!!!やってやるぜえええ!!」 「皆様、ただいま大変混雑おります。プレイ時間は10分弱となっておりますのでご了承下さい。」 「ハァ!?10分弱ぅ!?」 「はい、10分弱です。」 「おいおい、ちょっと待てや!!」 プレイ時間が10分もないとは! これは厳しい。もともと10分でも少ないくらいだ。 それ以下の時間で何ができるだろうか? 「皆様、お疲れ様でした。交代でーす。」 そうこうしているうちに、順番が回ってきた。 ちなみに20人ずつ同時に10分弱プレイして、同時に交代するというシステムである。 「うぉっしゃあああ!!初プレイ!!!!」 『つづきからはじめる』を選ぶと、大きな扉があるフロアにいた。 このフロアを出ると『こおりのかぎ』の世界に出た。 マニュアル通り! すぐに扉の前に戻り『マルタのかぎ』でマルタの国の井戸の底(マルタのヘソ)の大きな扉の前にワープ。 その扉の前で『かぎたば』を見るとマニュアル通り『かいぞくのかぎ』があったので海のある世界へ。またマニュアル通り、その世界で海辺に向かってAボタンを押すと貝殻に乗って海に出ることができた。 すぐさま表示速度を1にしてから、ひたすら移動しつづけ、敵が出るのを待つ。 かなり移動してから敵出現! なんといきなりガマニアン!! 戦闘は「1」とほとんど同じ。 こちらのパーティはほぼ無敵の強さで簡単に敵を一掃できた。 戦闘終了後、いきなりガマニアンが仲間になった!! メスだった。 今度オスの水系モンスターが仲間になればガマニアンを血統にして配合することにより、図鑑でガマニアンの配合方法が判明する。 しばらく移動し続けると水系モンスターが出現! ほねつきにくを与えて倒すと今度も仲間になった! しかし、残念ながら今度もメスだった。 また、しばらく移動し続けると水系モンスターが出現! しもふりにくを与えて倒すとまた今度も仲間になった! しかし、残念ながら今度もメスだった。 ずっと同じ方向に移動しているうちにあることに気付いた。 マップ(少なくともフイールドマップ)は特に変化はなく、そして同じ方向に移動し続けると、同じ場所に戻ってくる。 つまり、それぞれの世界は、DQ2,3,4,5,6,7のフィールドマップと同様、長方形型の世界で、北の端と南の端、東の端と西の端がつながっていてループするという構造になっているということがわかったわけだ。 「やべえ!!時間がない!!!」 だんだん、時間がなくなってきた。 移動を続けると、海上にさりげなく大王イカがいたが、とりあえず無視してオスの水系モンスターを仲間にすべく戦いつづけた。 「皆様、お疲れ様でした。コントローラーを置いて下さい。交代です。」 「うそおおおおおん!」 突然、終了を告げられた。 プレイ時間は6、7分しかなかった。 初回のプレイは完全に無駄になった。 「やべえな・・・・」 不安がよぎった。 1プレイ6,7分は短かすぎる。このままたいした情報を得ることができずに終わるのではないだろうか。 しかし悩んでいる時間はない。 すぐさまもう一度並びなおすと、6、7分後に順番が回ってきて再びプレイできた。 今度はガマニアンの配合を突き止めることができた。
しかしこれも時間的にはギリギリだった。 6,7分後の終了直前にメモ帳に書き込めたが、もう少しで係員にコントローラーを取り上げられる所だった。 それ以降は堂々とメモ帳と鉛筆を出し、メモをとりながらプレイすることにした。メモを出したり引っ込めたりは時間の無駄だ。 当然、エニックスブースのスタッフに目をつけられた。俺の方を見てなにやらヒソヒソ相談していた。 しばらくは気にせずプレイを続けたが、頭痛も激しくなってきたことだし、一旦、休憩を取ることにした。 12時10分に入場して1時15分までプレイしたが、収穫はあまりなく、牧場にいるモンスターのレア度、サイズ等のデータをメモしたくらいだった。 バラバラにメモしたため、かなり読みにくい。 あとのことを考えて一度、データを整理しておくことにした。 休憩場所を探したが、観客席ぐらいしかない。 各ブースはグラウンド上にあり、観客席に上れるよう階段が設置されていた。だが、グラウンドの近い観客席は立ち入り禁止になっていて、座って休むには上の方まで上らなければならなかった。 「頭いてえ・・・」 もう上まで行く元気はなかったので、ロープを乗り越えて立ち入り禁止の観客席で休むことにした。 しばらくデータを整理していたが、そのうち近くの係員二人がこちらを見てなにやら相談し始めた。 ジェスチャーから大体の会話内容はわかった。 そして片方がおもむろに近付いてきて俺に聞いた。 「関係者の方ですか?」 推測される二人の係員の会話の内容はこうだ。 「立ち入り禁止の席に人が座ってるよ」 「あ、ほんとだ」 「注意しなくちゃ」 「でもなんかメモしてるぞ。関係者じゃねーの?」 「え?そういわれてみれば・・」 「うーん」 しばらく俺を観察。 「聞いてみよう」 「あの、関係者の方ですか?」 「違います。」 「あ、あのここは一応、立ち入り禁止区域になっておりまして・・」 「はいはい、わかっとります」 というわけで頭痛いのに観客席を追い出された。 ![]() 僕ドラえもんでーす(笑) 頭痛は最高潮に達していた・・・ 「なーんかめんどくさくなってきたなぁ。」 とにかく頭が痛くてふらふらしていた。 気分転換に他のブースを眺めたりしていた。 エニックスのブースが遠くの方に見えた。 「もう無理かも。どうせ調べられる情報はあらかたホイミソさんが調べ尽くしてしまってるだろうし、これ以上俺が何かやってもなぁ。」 体力もモチベーションもかなり下がっていた。 「帰るか・・・」 しかしまさにその瞬間! あの男が・・・・!! ・・・・・つづく |