『ガティンコ勇者学院』 ジャンル ドラクエ関連
作者 うえーんBros.さん
投稿日 2001.2/26.23:22
まえがき:いよいよ第7話です。オリジナルキャラ「不死王」達の正体が明らかにされます。 (偉大なる漫画家のファンの皆様、気を悪くされたらごめんなさい。 なお「変○者」等の表現は、同氏とはまったく関係のないことで、FC版オルテガの格好に対しのみ使用したものです。)





ガチンコ勇者学院 第7話


????「フフフ…。我が名は不死公。」
????「朕は不死王なり。」


(※グラフィック挿入)


ナレーター) オルテガの目録の封印を解かれ、突然現れた不死王と不死公!
幾多の試練を乗り越え、成長した塾生達はどう立ち向かうのか!


不死公「よくぞ…」
不死王「よくぞ封印を解いてくれました。」


ナレーター)「ラーミアの巫女か、おまえらは!」。
長年にわたる封印のブランクを感じさせず、つっこみ所満載の敵に対し、
塾生達は武器を抜き身構える。しかし…


クリネク「くっ! 力が…」
ネピーア「何故だ? 意識が遠のいていく。」
エリエル「そういや、奴等の口元から甘い匂いが…」


ナレーター) くさった死体すら使える単純な攻撃に、塾生全員が力を失う。
完全に無防備になった彼らに不死王達は近づき、覆面を奪い取った。


不死公「さあ、今こそ変質覆面をかぶる時…」
不死王「コートを開帳しなさい。春先は、われらのもの!」


ナレーター) 「どうして春先は露○狂が多いのだろう。やはり気温に関係が?」
薄れゆく意識の中、ぼんやりとそんなことを考えていたクリネクの視界に、
次の瞬間驚くべき光景が!!


????「ギガデイン!!」


ナレーター) 突然の詠唱と共に雷鳴が轟く。一体誰が?
次回ガティンコ勇者学院、怒涛の最終回!!


つづく




<ガティンコ豆知識>

1.不死公,不死王とは?

    高名な美術家達の死体がアンデッド化したモンスターである。

    学術的にはそれぞれ2種の違うモンスターではあるが、専門家以外の者には
    区別がつきにくく、一般的には総称で「フシコフシオー」と呼ばれる。

    縦2列の5列横隊を組む習性があり、必ず不死公、不死王のペアで行動する。
    そのため冒険者は、フシコフシオー「A」と「F」の計2体の変則的な組合わせと戦闘することになる。

(隊列の例)●不死王 ○不死公

             F G H I J
             ● ● ○ ● ○
             ○ ○ ● ○ ●
             A B C D E
             ↑
            戦闘!

    注)塾生たちが遭遇したのは、上記隊列の内のオルテガが封印できた2体のみである。

    かなりの狂的…、いや強敵だが、倒すと宝として「へんしつふくめん」を落とす。
    オルテガが手に入れ愛用したものは「オルテガの兜」として後世に伝わったが、
    この覆面が後の2大戯画集「パアマン」、「オブァQ」の原形であることは意外と知られていない。

    アンデッド化のメカニズムに関しては、トキワ草という植物が死体に根をはり、
    そこに含まれる成分が死者を動かすものという説が一番有力である。

2.トキワ草とは?

    ベレー帽に似た形状をした多年草の植物である。
    主に人間の死体に根をはり、死体をアンデッド化させる性質を持つといわれている。