『ガティンコ勇者学院』 ジャンル ドラクエ関連
作者 うえーんBros.さん
投稿日 2001.2/24.17:21
まえがき:前回は失礼しました、第5話をお送りします。今回は別れと成長をテーマに書いてみました(嘘)オルテガの秘密が明かされたりもします。





ガチンコ勇者学院 第5話


ナレーター)虫の息のオルテガを残し、キングヒドラは去っていった。ドラゴン(系)に乗って満足げなスコティを背中に乗せたまま…。TOKIQの2人がオルテガに近づく。


オルテガ「ううぅ…。いるのかTOKIQ? もう何も見えないが…、塾生達に伝えてほしい。おまえ達はもう立派な勇者だと…。そしてこの伝説の防具を…。」


ナグアセ「こっ、これは……この宝箱の中に伝説の…」


オルテガ「ああ、この防具はその昔テドンの廃虚にはびこる”不死王・不死公”を倒して手に入れたものだ。今のあいつらなら最後の試練に耐え、使いこなせるだろう。

それから、アリアハンに住むアルスに伝えてほしい、平和な世の中に出来なかったこの父を許してくれと…

さらばだ、わが息子……ポポタ……ぐふっ!」


ナグアセ「塾長ぉー!!!(最後、息子の名前が変わってる…)」


コクブーン「オルテガさーん!!!(2つの家庭ってそういうことか…)」
※第2話参照


ナレーター) 伝説の防具と分かりやすいボケを残し、オルテガは息を引き取った。TOKIQの2人は塾生達を集め事の経緯を説明した。塾長の死を知り、涙にむせぶ塾生達…

思えば、辛く険しい旅であった。最初の難関は火山に飛び込むことだった…。あやうく溺れかけた海峡越え…。競うように、ミカン刈りした林間学校。食べ切れない程ミカンを取って、先生に叱られたりもしました。(叱られましたー。)

しかし、どんな時もオルテガは、厳しい顔をゆるめることなく我々の側にいた。そのオルテガが今は安らかな笑みを浮かべ、冷たい身体を横たえている。

長い沈黙の後、悲しみを振り切るかのように、クリネクが立ち上がった。


クリネク「塾長の仇討ちだ!! みんな、伝説の防具を装備して戦うぞ!!」


全員「おお!!!」


エリエル「じゃあ、自分が宝箱を開けるっす!」


ナレーター) エリエルは慎重に宝箱を開けた。


つづく