『第2期 ガティンコ勇者学院』 ジャンル ドラクエ関連
作者 うえーんBros.さん
投稿日 2001.5/22.00:28
(まえがき)
前話はなんだかなぁ…。家族に知れたら家族会議もんですね(笑)

ところで、第1期ガティンコ勇者学院の第1話って、テンポが良くて(自画自賛!)作者本人としては一番好きな話です。 本話はアレをイメージして書いてみました。 それと、大ドラさんすいません…







第2期 ガティンコ勇者学院



第4話


ナレーター)いよいよ再開した第2期ガティンコ勇者学院!
優勝者には「勇者ロト」の称号の栄誉と、副賞として伝説の乗り物が与えられる。
最強勇者を目指し、全国から集まった荒くれ達に喝を入れるべく、あの男が地獄の淵から生還した。


オルテガ「オレが塾長のオルテガだ!!」


ナレーター)勇者オルテガ。
キングヒドラに倒されたはずの彼が生きていたとは…
しかし、何かが違う…………。
その動きはまるで機械のようにどこかぎこちない。
相変わらず変質者のような覆面マントを羽織ってはいるが、その生地はコスプレ服のような使い込まれていないチープさを放っている。

まだ完全には傷が癒えていない為なのか?


マツォーカ「いや、布地と傷とは関係ないだろ!」


オルテガ「オレの経歴については、皆も知っての通りだ。
一部地域では”ポカパマズ”とも名乗っているが、本名はオルテガだ。
おまえら、今日は特別にオレのハンドルネームを教えてやろう。
HNは”大の荒くれファン”だ!!」


ナレーター)相変わらずの当(まと)を得ない意味不明な自己紹介に、塾生達の間に早くも不穏な空気が流れる。


オルテガ「初日なので、今日はここまでとする! 明日は朝7時にここに集合すること。
なお、オヤツは500ゴールドまでとする! 何か質問はあるか?」


ナレーター)オヤツは500Gまで…。
甘いんだか厳しいんだかわからないその制約に、塾生たちは動揺を隠し切れない。
しかしその時、重苦しい沈黙を破り一人の塾生が口を開いた。


塾生1「バナナはオヤツに含めるんですか?」


ナレーター)有史以前からの難題に、その場の誰もが悩み、思考をめぐらす。
しかし次の瞬間、塾長オルテガから意外な言葉が発せられる!


オルテガ「安心しろ、バナナはオヤツ対象外だ!
ただし、エニクースルールにのっとり、バナナは1本までとする。
2本以上は即刻失格だ!! 以上!」


ナレーター)エニクースルールに従い、バナナは1本…。
福○社長も初耳であろう驚愕の事実を知り、塾生たちは眠れぬ一夜を過ごした。


(つづく)