DQV小説
第一話 勇者誕生!
「俺の名はブラック。16歳の男だ。性格は頭脳明晰、学校(*1)では何時もトップだ。
これぞ、真の勇者だ。他の漫画みたいに情けない奴が勇者なんて時代遅れだ。
ちょうど今日、旅立ちの日である。何故旅立つかって、それはな勇者としての使命にほかならない。」
「よく来た。勇者ブラックよ。お前は、オルテガの息子として魔王バラモスを倒さなければならない。行け勇者ブラックよ。必ずしや、魔王バラモスを倒してくるのだ。」と王様に命令され、今ルイーダの酒場に来ている。
「で、仲間は誰にするの…・」とくたびれたようにルイーダが言った。
「まず、戦力的に考えて、魔法使いと僧侶はいらない。回復役は俺で十分だ。」とブラックは自信満々で答えた。
ルイーダは呆れ顔で、「どこからそんな自信が出てくるの」とつっこんだ。
「俺はビックだからな。(*2)」
「はあ……。」とルイーダは開いた口がふさがらなかった。
「で、本当に仲間どうするの?」
「俺のすばらしい頭脳によると、戦士、武道家、盗賊が良い。と判断してる」
「戦士、武道家、盗賊ね。……ペラペラ、ちょうど3人いるわよ。」
「すぐ呼んでくれ。」
とブラックが言うと、ルイーダはすぐにその3人を呼んできた。
「男、2人に女1人か……。まあ良いだろう。で名前は?」と3人に聞いた。
「私の名はセシル。元アリアハンの騎士です。」
「俺の名はデュオ。天下一品の手癖の悪さはアリアハン一だぜ。」
「……ドモンだ。」と3人は自己紹介を始めた。(*3)
「まあ、いいだろう。性格は?」と3人に聞いた。
「戦士なのにお嬢様です。」
「俺は電光石火だ。」
「……頑固ものだ。」と3人はそれぞれ答えた。
「まあ、性格なぞどうでも良い。強ければ良いのだ。よし旅立つ前に実力の判別をしなければな。」
「つまり、戦闘検査って訳だな。信用してねえな。」とデュオは文句を言った。
「使えない奴には用はない。」
「……その通りだな。」とドモンもブラックの意見に賛成したので、アリアハンの城の周りで戦闘検査が始まった。
しばらく歩いていると、スライム5匹が現れた。
「……。」
ドモンは何も言わずに速攻でスライムを倒した。
「やるじゃねえか。」
「なかなかね。」
「合格だな」と3人はドモンの速さに感嘆した。
「俺だって、速さなら負けねえぜ。」
とデュオもすばやい攻撃を繰り出したが一撃では倒せなかった。
「にゃろ…・。」デュオは悔しがった。
そのころセシルはやっとスライムの前に立った。
「はあはあ、あの2人なんて速いの。でも力では負けない。行くよ、ハイパーアタック」
セシルは思いっきり棍棒を振り回した。
ぐるんぐるんぐるん…。
ばこっ!
セシルの一撃はスライムに劇中した。
「おっ、すげえパワーだな。」
デュオはセシルの破壊力に驚いた。
そうしているうちにスライム5匹を倒した。
「よし、全員合格だな。これから先、何があるかわからんが。よろしくな!」とブラックが言うと、3人はうなずいた。
さて、これから先ブラックたちに何が起こるのか……。
次回、大陸脱出?
注意書き
*1 これらはオリジナルとDQV(FC版とGB版)とパクリネタの合成なので、発言やストーリが違っても気にしないで下さい。
*2 このネタ分かる人いるのか……。
*3 元ネタ分かった人は抽選でこの小説に登場させます。