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投稿小説コーナー
『マッスル伝説5』 ジャンル オリジナル
作者 rocky75 さん
投稿日 2002.1/1.15:50
久しぶりの投稿です。最終回まで頑張りまする。






<第36弾 アイフルの真実>


 幻のうなじを仲間に加えた一行は、次の目的地を『ポンキッキーの村』に定めた。 

幻のうなじ
「…と、その前に、だ」 

 幻のうなじはポケットから光り輝く石を取り出した。 

幻のうなじ
「さっき温泉で拾ったものだ」 

マロン
「それはメモリーストーン!! よし、アイフル、さぁ!」 

アイフル
「あ、ああ」 

 アイフルは戸惑いながら、台所からしょうゆを持ってきた。そして、それをメモリーストーンにたらりと垂らし、
味付けをする。 

アイフル
「これで…僕の記憶が……」 

 アイフルは、ごくりと唾を飲み込んだ。 

アイフル
「…いただきます!!」 

 ぱくっ。むしゃむしゃ。…もきゃきゃ。 

アイフル
「こ…これは……」 

 アイフルは頭を抱えた。 

オ
「どうした! 大丈夫かアイフル!!」 

アイフル
「痛い…頭が割れそうだ……」 

幻のうなじ
「記憶が元に戻るぞ……」 

アイフル
「ぐああああああああああ!!!!!!!!」 

 どっごーん。 
 脳爆発。

アイフル
「はぁ…はぁ…」 

マロン
「どうだい、アイフル?」 

アイフル
「…思い出した。すべて思い出したよ」 

オ
「それでは、やはりおぬしは…スズメの子孫なのか?」 

アイフル
「スズメの子孫? 違う…僕は…僕は……」 

 アイフルは、思い切って告白した。 

アイフル
「僕は…メダカの子孫だ!!」 

マロン
「め、メダカ!?」 

 メダカ。伝説の英雄にして伝説のトビウオ。第32回サバンナ五輪に出場したが、謎の鳥人に暗殺された。
チャーミングな胸毛で、全世界の女性を魅了しまくった。 

マロン
「じゃあ、その翼は……」 

アイフル
「そうさ。この翼は鳥のものじゃない! トビウオの翼だ!!」 

オ
「では、彼らは…ウグイスどのたちはいったい、何者なのだ?」 

アイフル
「メダカはかつて、伝説の英雄を騙っていた、ある鳥人に暗殺された。その鳥人の名は……」 

マロン
「まさか……」 

アイフル
「そのまさかさ。その鳥人の名はスズメ。メダカの人気を妬み、恨み、ひっそりと殺人…
いや、殺魚を実行した。そして、自分が真の英雄であると、みなに嘘の情報を流した!!」 

オ
「ウグイスたちに騙されたか!!」 

アイフル
「裏切りの使徒・スズメの子孫、ウグイス。奴らはきっと破壊王の手下だ。このまま
騙されたまま引き下がるわけにはいかない! バード・ビレッジに戻ろう!!!」 


<続く>

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