<第32弾 伝説の剣聖>
マロンの放った栗ビームによって、大統領官邸は新鮮な栗で埋め尽くされた。
ガードマンズ
「「「う・・うまい!」」」
ガードマンズは、その栗のあまりのおいしさに感動した。メロン味の栗がこんなにも美
味しいとは正直思っていなかった。
ガードマンズ
「「「うおおををっ!!! もっと栗くれぇええええ!!」」」
アイフル
「隙あり・・・!」
アイフルは大空に向かって9cmほどジャンプして、
アイフル
『Bird Attack!!』
バード・アタックを放った。大空からアイフルが急降下してくる。
ガードマンA
「うぅ・・おいしいよぉ、おいしいよぉ」
ガードマンB
「・・ん? あっ、あれは!!」
ガードマンC
「アイフルだ! 伏せろ!!」
アイフルのバード・アタックがガードマンズに2のダメージを与えた。
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ガードマンズをやっつけた!
経験値39億獲得!
アイフルのレベルが上がった!
力が94上がった!
すばやさが62億上がった!
優しさが8cm伸びた!
ニキビの数が62個増えた!
なんと、ガードマンBは宝箱を落としていた!
中身は偽大統領だった!
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偽大統領
「はっはっは! ガードマンを倒すとはさすがだな、女勇者マロンよ!」
マロン
「さっさと正体を現しな!クソ外道っ!」
偽大統領
「いいだろう・・・。ピサの斜塔からバンジージャンプする時ぐらいの恐ろしさを味わわ
せてやる!!」
そう言うと、偽大統領は少しずつ姿を変え、マントヒヒに変身した。
アイフル
「やっぱりマントヒヒだったのか!」
マントヒヒ
「そう、私はマントヒヒ。通称『馬鹿』だ」
アイフル
「なんで僕とマロンを裏切った!?」
馬鹿
「破壊王様の命令に従ったまでのこと! さぁ・・死のパーティを始めようか!!」
??????
「そうはさせんぞ!」
突然、マントヒヒの肛門の奥から一人のナイスガイが現れた。
馬鹿
「? 貴様・・何者だ?」
ナイスガイ
「拙者の名はオルランブー。人々からは剣聖と呼ばれている」
マロン
「えっ!? オルランブーだって!?」
アイフル
「あの伝説の剣聖が・・なぜこの官邸に・・・」
オルランブー
「・・長い年月の間『尻』の中にいたせいでだいぶ体がなまっているようだ。ちょっと
ウォーミング・アップさせてもらうぞ、マントヒヒ」
馬鹿
「このマントヒヒ様がウォーミング・アップの対象にされるとはな。貴様・・この私を少
しばかりなめて一一一」
マントヒヒは、台詞を言い終わる前にバタッと倒れた。
マロン
「!?」
アイフル
「な・・なんだ!? 何が起きたんだ!?」
オルランブー
「・・ふむ。拙者の剣の腕はどうやら全く衰えていないようだ。・・安心したよ」
マロン
「あんた・・なにもんだい?」
オルランブー
「剣聖。聖なる剣の使い手だ」
アイフル
「じゃあ、その剣は・・・」
オルランブー
「この剣か? そう、エクスモリバーだ。エクスモリバーの聖なる光が拙者に力とスピー
ドを与えたのだ」
マロン
「なんでマントヒヒの『尻』の中に?」
オルランブー
「奴に・・破壊王に封印されたのだ。おそらく、エクスモリバーの力を恐れたがゆえの行
動だろう」
マロン
「破壊王!?」
オルランブー
「破壊王を知ってるのか!? どこだ! 奴はどこにいる!」
アイフル
「それがわからないから、旅を続けてるんだよ」
オルランブー
「・・奴は、私の妹をさらったのだ。妹の名はメアリー。Kカップだ」
アイフル
「破壊王は誘拐もするのか・・・。とんでもない奴だな」
マロン
「破壊王討伐に協力してくれないかい? オルランブー。・・ちょっと長い名前だねぇ」
オルランブー
「普段は略して『オルブー』と呼んでくれても構わない。もっと略して『オ』だな。・・
わかった、協力しよう!」
アイフル
「ありがとう、オ!」
こうして、剣聖オが仲間になった。
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