『マッスル伝説5』 ジャンル オリジナル
作者 rocky75 さん
投稿日 2001.5/13.23:54
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<第31弾 マントヒヒ暴走>


 オーザックの町中を歩いていると、アイフルが豪華な鎧に目を付けた。

アイフル
「・・・! あの鎧は・・・」

 彼は、鎧に近づいた。

アイフル
「これは・・まさか・・・」

マロン
「なんだいこの鎧は? 金やら銀やらベタベタ張り付けて目がチカチカしちまうよ」

防具屋のモリブリン
「へっへっへ。わかってねぇなぁ姐ちゃん」

マロン
「何がだい?」

モリブリン
「それは、伝説の英雄オバハンが装備していたと云われる『オバの鎧』でさぁ」

アイフル
「やっぱり・・・! これがあのオバハンが装備していた鎧!」

 アイフルは目を輝かせた。

アイフル
「防御力38億の究極の鎧・・・。そんな代物がまさかこんな所で売られているなん
て!!」

モリブリン
「へへっ。でも、その鎧は偽物でさぁ」

アイフル
「偽物?」

マロン
「そんなのサギじゃないか!」

モリブリン
「ホントになんにもわかってねぇなぁ姐ちゃんは。今の社会じゃそんなの常識でさぁ。価
値の高い骨董品や攻撃力の高い武器そっくりの偽物を作ってそれを売る。商売上手のやり
方でさぁ」

アイフル
「偽物だったのか・・・」

モリブリン
「そんなにがっかりしなさんな。そんなのでも攻撃力3964万は余裕でありまさぁ」

マロン
「約4000万じゃないか! すごいなアンタ!!」

モリブリン
「そう、あっしは凄い。だからその鎧を偽物だと忠告してしまっても売れる自信がある」

アイフル
「・・これ、おいくらですか?」

モリブリン
「42億ゴールド」

マロン
「や・・安い・・・」

アイフル
「わかりました。買わせていただきます」

モリブリン
「へへ、毎度ありぃ」


マロン
「いや〜いい買い物したね! 42ゴールドなんて安すぎ!!」

アイフル
「この鎧があれば、どんなに強い魔物とも互角に戦える気がするよ」

 マロンとアイフルがshoppingを終えて昼食のオーザックを食べようとした時、事件は起
こった。

住民A
「おいっ! 大統領が殺されてるぞ!」

住民B
「本当だ! こりゃえらいこっちゃ♪」

マロン&アイフル
「「えっ!?」」

 マロンとアイフルが、急いで住民A&Bの声が聞こえた方へ走ると、そこには無残に切
り刻まれたマニーチョ18万代大統領の死体があった。

故マニーチョ
「はっはっは、死んじゃったよ」

マロン
「だれに殺されたんだい!?」

故マニーチョ
「あんまりよく覚えてないけど・・・。! そうだ。凄く体毛がフサフサした奴でさ、身
長は40kmぐらいだったよ」

マロン
「身長40km!? まさか・・・」

 マロンは、アイフルを見た。

アイフル
「犯人は、アイツだな」

 アイフルは、コクリとうなずいた。

故マニーチョ
「早くアイツを殺らないととんでもないことになるよ。アイツはボクそっくりの姿に変身
して、自分を大統領だと民衆に偽って、この町を支配しようとしてるんだ」

マロン
「ちっ、そういう魂胆か!! 急ぐよアイフル!!」


アイフル
「そこまでだ偽大統領!!」

 マロン&アイフルは大統領官邸に到着すると、勢いに乗って大統領の部屋に突入した。

大統領?
「何の用だ貴様ら?」

マロン
「あんたの正体はもうわかってるんだ。さっさと観念しな!」

大統領?
「ちぃっ・・・。ガードマン! こいつらを殺れ!! 遠慮は無用だ!!」

 ガードマンA&B&Cが現れた。

ガードマンズ
「「「くらえ! デルタアタック!!」」」

 三人のガードマンは三角形を作り、デルタアタックを放った。

アイフル
「ぐぁっ・・・!」

 アイフルは4万のダメージを受けた。

マロン
「アイフル! ・・くっそぉ、これでもくらいな!!」

 マロンが栗ビームを放った。おいしそうな栗が、大統領官邸を埋め尽くした。


<続く>