『マッスル伝説3』 ジャンル オリジナル
作者 Rocky さん
投稿日 2001.3/31.21:18
※ついに連載20回突破ぁ!!久し振りのマス伝だぁ!(略すな)みんな!歯磨きはすませたかぁ!?(関係なし)





☆マティー
(とりあえず)主人公。偉大なる英雄の子孫。パンチパーマらしい。

☆メガネ拭き
 メガネを拭くのは実はあまり好きではないらしい。

☆ムニエル
 足の裏のダニの子孫。ノミを飼育中。

♪ダニエル
 こんな人はいません(笑)

☆靴下
 ムニエルの弟で、同じく足の裏のダニの子孫。マティーらのパーティに加わってから急
激に弱くなった(笑)

☆マチョーニ123世
 マチョ王国国王で、真竜を殺した張本人。

★グラン・モジャゴーン
 究極のモンスター。みそスープの神殿の241号室に住んでいる。

★天国王
 平和な天国を恐怖に陥れた諸悪の根源。今回、ついにそのベールが明かされる・・
・!?


<第21回 天国武闘会開催!>

 マティーは、241号室の扉を、慎重に開けた一一一

 そこには、一匹の竜がいた。竜は眠っていた。

グラン
『・・何か用か?』

マティー
「天国の平和の為に、お前を倒す!」
 
グラン
『・・くっくっく・・愚かな奴らだ・・このグラン・モジャゴーン様に勝てるとでも思っ
たか?』

 冷たくそう言うと、モジャゴーンは硬くて臭くて鋭い牙を、マチョーニのうなじに突き
刺した。

マチョーニ123世
「ぐはぁっ・・!?」

 マチョーニは600不可思議のダメージを受けた。だが、かろうじて生きていた。

マチョーニ123世
「ダメだ・・強すぎる・・・」

 その時、マチョーニが装備していた緑のまゆ毛が突然輝きだした。まるでグラン・モ
ジャゴーンに語りかけるように一一一

グラン
『そのまゆ毛は・・私の息子の・・・?』

メガネ拭き
「真竜がモジャゴーンの息子!?」

マティー
「真竜は悪い奴に殺されたんだ(マチョーニに)」

グラン
『そうか・・真竜が・・・』

 モジャゴーンは、少しの間うつむいて、再びしゃべり始めた。

グラン
『死んだ真竜を捜しに行く。天国王は思う存分やっつけてくれ』

靴下
「悪いことはしないだろうな」

グラン
『・・ふん、いいだろう。約束してやる。悪事は絶対働かない・・これからはどこか、森
の奥にでも息子と一緒に静かに暮らすつもりだ』

マティー
「わかった。それなら許す。真竜と幸せにな。・・あ、緑のまゆ毛は?」

グラン
『それはお前達にくれてやる。私にはそんなものいらない。私には愛しき息子がいる・・
さらばだ!』

 モジャゴーンは「ラール」の呪文を唱えて瞬間移動し、真竜の行方を求めて旅立った。


ムニエル
「案外、いい奴だったな」

 だが、マチョーニは死にかけている。

靴下
「あいつなら、真竜と幸せに暮らせるさ」

 だが、マチョーニは死にかけている。

メガネ拭き
「残すは天国王だけだね!」

 だが、マチョーニは死にかけている。

マティー
「さあ行くぞ!天国編のラストバトルだ!」

 マティーは、931号室の扉を開いた。

 そこには、諸悪の根源『天国王』がいた一一一


天国王
『・・よく来たな。伝説の英雄マスルの子孫マティーと、その仲間達よ・・・』

 天国王は、パッと見はまさに「神」そのものであった。悪事さえ働いていなければ、誰
もがこの男を一一この悪魔を「神」と間違えることだろう。

天国王
『靴下よ、私を裏切ったのか・・・?』

 天国王は、皮肉な笑みを浮かべながら、靴下に冷たく言った。

靴下
「わ・・私はもう、あなたの言いなりにはならない!」

マティー
「覚悟しやがれ!天国王!!」

 マティー達は、天国王に攻撃をしかけた。メガネ拭きはメガネ・バスターを、ムニエル
はミミズ拳を、靴下はペラゾーマを、マチョーニは903km鼻毛を、一斉に天国王に放っ
た。

天国王
『・・ふん、虫ケラが』

 だが、天国王はそれらの攻撃をひらりとかわすと、マティー達に金縛りをかけた。

マチョーニ123世
「ぐっ・・!?か、身体が動かねぇ・・・!」

天国王
『お前達、少し落ち着くのだ。私の出す試練を乗り越えられたら、無条件で生き返してや
ろう』

ムニエル
「試練・・だと!?」

天国王
『私が明日主催する「天国武闘会」で優勝してみるがいい。だが、決勝戦の相手は、他で
もない、この私だ』

メガネ拭き
「・・よ、よし!出場してやる!」

 相手の実力を悟ったメガネ拭きはとっさにそう答えた。今戦っても確実に負ける一一そ
う、直感したのだ。

〜1日経過〜

司会
『え〜それでは、第23回天国武闘会「お前がイチバン強いんちゃう?」を開催したいと
思います!』

マイケル(観客)
「ついに始まったか・・天国武闘会・・・」

トムソン(観客)
「3年振りだな・・うぉっ!なんか興奮してきたぜ!」

ゴンザレス(観客)
「とりあえず、優勝は俺がいただくぜ」

司会
『第1試合は(メガネズ)vs(ゴリラズ)です!さっさと始めろばかやろー』

〜第1試合〜

ゴリ子
「あたしの魔法をくらいなさい!ペギラギョン!!」

司会
『おぉっと!ゴリ子が大呪文ペギラギョンを唱えたぁ!さぁ、(メガネズ)どう反撃す
る!?』

メガーネ
「俺は・・メガネを拭く!」

 メガーネはメガネを拭いた。HPが4500回復した。そして、ペギラギョンは8億の
ダメージを与えた。

(メガネズ)
「ぐはあああぁあっ」

(メガネズ)は、全滅した。

司会
『(ゴリラズ)のギリギリ勝利です!まさに紙一重でした!』

〜試合終了〜

田中(観客)
「(ゴリラズ)が勝ったね」

山本(観客)
「でも、(メガネズ)もなかなか強かったよな・・こりゃあ、かなり白熱した武闘会にな
りそうだぜ・・・」

ゴンザレス(観客)
「ま、優勝は俺のものだがな」

司会
『さぁ、第2試合は(マッスルズ)vs(モサイの戦士達)です!始やがれクソ野郎ど
も!!』

〜第2試合〜

モサ郎
「我が毛を見よ!」

司会
『くさっ!モサ郎が毛を見せつけてきたぁ!』

 その毛はとてもモサモサしてて、マシュマロのようにやわらかそうだった。

マチョーニ123世
「けっ!てめぇの毛はその程度かぁ!?」

司会
『おぉ!マチョーニ選手も毛を見せつけている!はっきり言って、臭い!』

 美を超越した輝かんばかりのマチョーニの毛の色合いは、静かな草原にたたずむ一匹の
ダンゴムシのようだった。

モサ郎
「ぐほはげゃぷあっ!」

 モサ郎は、自身の毛の未熟さを知り、434兆のダメージを受けた。

モサ子
「ダメだわ・・私達の毛ではあなたにはかなわない。棄権するわ。いい毛を見せてくれて
ありがとう、マティーさん」

マティー
「いや、モサ郎の毛もなかなかの匂いだったよ」

〜試合終了〜

おきゃんぴー(観客)
「ま・・まさか(モサイの戦士達)が負けるなんて・・何者なの!?あの男・・!」

オール巨人(観客)
「(マッスルズ)の主将、マティー・・なかなか侮れない奴だ・・・」

ゴンザレス(観客)
「ま、俺の優勝は間違いないがな」

 一一そして、いよいよ決勝戦、(マッスルズ)vs(ゴリラズ)の戦いが、今まさに始
まろうとしている。

<続く>