『マッスル伝説3』 ジャンル オリジナル
作者 Rocky さん
投稿日 2001.3/9.23:09
※今日からマッスル伝説3、連載開始!気合い、入れるッス。魂、込めるッス。命、削るッス(いや、そこまでしなくても)






 一一一伝説の英雄『マスル』が世界を救ってから4兆年後………新しい勇者が旅を始め
ようとしていた。


<第16回 マティーと三人の仲間>


 俺の名は『マティー』。あの伝説の英雄マスルの血を引いている。近所に住んでいるカ
メレオンから聞いた。

 俺には祖父がいた。その祖父が、死ぬ前に俺にこう言い残した。祖父はセロハンテープ
という名だった。

セロハンテープ
「マティー………いずれ、この世は4兆年前と同じように、魔王に支配されるだろう。だ
が、お前ならばきっと………きっと魔王を………」

 一一一こう言い残して、セロハンテープは死んだ。

 俺は、祖父の言葉を思い出し、今日、旅立つことにした。だが、さすがの俺でも、一人
旅は心細い。(DQ3のように)

マティー
「メガネふき、魔王を倒しに行こうぜ」

メガネふき
「あぁ、いいよ」

 こうして、親友『メガネふき』が仲間になった。メガネふきは、あの伝説の英雄『メガ
ネケース』の子孫らしい。

メガネふき
「どこの町に行こうか?」

マティー
「まずはマッスルシティだな。あそこには旅人がたくさんいるから、いろいろな情報が得
られるはずだ」

 二人はまず、世界最小の都市マッスルシティに向かった。


マティー
「やっと着いたな」

メガネふき
「長い道のりだった………」

 二人は、450光年ほど歩いてマッスルシティに到着した。

門番
「マッスルシティにようこそ………」

マティー
「………?あぁ、中に入らせてもらうぜ(ずいぶん暗い門番だな………)」

 そして三人は、マッスルシティに入った。

焼き豚
「マティーさん………なにか様子が変じゃないですか?」

マティー
「何がだ?」

メガネふき
「確かに、変だね。なんか僕たち、町の人たちに睨まれてるような………」

 メガネふきの言ったことは本当だった。町の住民全員が、マティーたちを敵視している
ようだ。すると一一一!

 町の住民たちが次々と姿を変え、『マチョニー』に変身した。

メガネふき
「こ………こいつらは、マチョニー!」

マティー
「マチョニー?」

メガネふき
「マチョーニ123世が、世界征服をするために開発した生体兵器さ………」

焼き豚
「それじゃあ、町の人たちは一体どこに………?」

マチョニーズ
「無駄なおしゃべりはそこまでだ」

 マチョニーズは冷たく笑って、マティーたちに襲いかかった。しかし、

????
「待ちな!」

 太陽の輝く眩しい空から、一人の大男が落ちてきた。身長はゆうに3mはこえている。

メガネふき
「で………でかい………!」

????
「オレは伝説の英雄『足の裏のダニ』の子孫『ムニエル』だ!」

マティー
「なんだと!?」

ムニエル
「これでもくらえ!もひもひボール!」

 ムニエルは、かつて魔王の部下であった『もひもひ』(どっかのオッサン&尻の割れ
目)の得意技を決めた。

マチョニーズ
「ぐはぐあああぁぁ(いやーん)!」

 マチョニーズは巨大な消しゴムのかたまりをまともに受けて、全治8000年のケガを
した。

マチョニーズ
「くっ………覚えてろ!」

 マチョニーズは次々に姿を消し、町に残ったのはマティーたち四人だけとなった。

 一一一と思われたが、もう一人、老人がいた。

老人
「あんたらなかなか強いのぉ………」

ムニエル
「あんたは………?」

老人
「マチョニーズがいる秘密基地の場所を、無料で教えてやろうか………?」

 マティーたちは驚いた。なぜこんなただの老人が、そんな重大なことを知っているのか
一一一

老人
「ここから南南西に3光年ほど歩きなされ。そこに、奴らは………マチョニーたちはいる
はずじゃ………」

 そう言うと、老人は北北東に向かって走り去った。北北東にはマチョーニ123世の治
めるマチョ王国がある。

ムニエル
「とりあえず行ってみるか?南南西に………」

 ムニエルは、マティーたちのパーティに加わった。



<tsudsuku・・・>