マスル一一一主人公。伝説の英雄マッチョの子孫。
もひもひ一一一もひもひ。魔王城に入ってから一言も喋っていない。
マチョーニ9世一一一マチョーニ1世の子孫。生意気。
グリコーゲン一一一近所のマングースの子孫。親友の名はペプトン。
リンダ(♀)一一一ロビンソンの子孫。♀。
Mr.モモンガ 一一一 ………? 誰だこいつ? マスルの恩師らしい。
<第13話・魔王登場>
マスル一行は、闇に包まれた部屋に入った。
マスル「魔王! 出てこい!」
????????「黙れ。魔王様を呼び捨てにするとは………」
見ると、そこにはまたもやどっかのオッサンがいた。
どっかのオッサン「魔王様はまだ眠っている。大きな声を出して起こすつもりか」
グリコーゲン「どっかのオッサン! 勝負だ!」
どっかのオッサン「大魔神は帰ってこないようだな。私が殺るしかないか………」
そう言うと、どっかのオッサンは空気中の水蒸気を凍らせ、ブリザードを放った。
マスル「くっ………!」
マチョーニ9世「オレに任せろ!」
マチョーニ9世は鼻の穴から熱いブレスを吹き出すと、ブリザードをかき消した。
Mr.モモンガ「次は私ですね!」
そう言い放つと、Mr.モモンガは390兆ぐらいHPを消費して、パワフルマッチョを召
喚した。
Mr.モモンガ「後は頼みましたよ………パワフルマッチョ……」
パワフルマッチョ 「任せておけ!」
Mr.モモンガは息を引き取った。その死に顔は安らかだった一一一
マスル「モモンガ先生! よくも………よくもやってくれたなパワフルマッチョ!」
怒りに全身を震わせ、マスルは巨大な金魚を召喚した。巨大な金魚は『黒い何か』をパ
ワフルマッチョに62個ぶつけた。
パワフルマッチョ「うああぁ!」
パワフルマッチョは70億のダメージを受けた。
パワフルマッチョ「マスル…………よくぞ……このオレを超えてくれた………」
マスル「パワフルマッチョ………!」
パワフルマッチョ「魔王の復活を止めるんだ………頼んだぞ……!」
一一一Mr.モモンガとパワフルマッチョの死によって、マスルは大きく変わろうとして
いた。
マスル「これ以上………犠牲者を増やすわけにはいかない……!」
リンダ(♀)「早くこの戦いを終わらせなくちゃ………」
いよいよ、マスルたちの最後の戦いが始まろうとしていた一一一
グリコーゲン「出てこい魔王!」
魔王『我の眠りを邪魔する者は誰だ………?』
魔王は玉座に座っていた。だが、その瞳からは生気が感じられない。
???????「まだ魔王様には生贄が足りないのだ」
声のした方を五人が見ると、そこには一一一
マスル「フレッシュ佐藤………!?」
フレッシュ佐藤「まさかここまで来るとはな。正直、驚いたよ」
マスル「生きていたのか!」
フレッシュ佐藤「なんとかな」
マチョーニ9世「生贄が足りないだと………?」
フレッシュ佐藤「そう。生贄。二人足りない………」
すると、何を思ったか、フレッシュ佐藤は魔王の前にひざまずき、おもむろに包丁を取
り出した。
フレッシュ佐藤「私が死んでも、まだ一人足りない………!」
そう言うと、包丁で自分の胸を刺した。魔王の生贄となったのだ。
リンダ(♀)「な………自分を生贄にするなんて……」
もひもひ「そして……」
もひもひも、魔王の前にひざまずいた。
マスル「もひもひ………?」
もひもひ「私が最後の生贄だ!」
そう言うと、もひもひは姿を少しずつ変え、『尻の割れ目』に変身した!
マチョーニ9世「なにぃ………!?」
尻の割れ目「クックック……マスル、お前は幸せ者だよ。魔王様直々に命を奪っ
てもらえるんだから!」
尻の割れ目は自らの命を断ち、魔王の生贄となった。
そして一一一遂に、魔王は二人のモンスターを生贄にして、復活を果たした。
魔王『はははは………これで世界は我のもの………!』
マチョーニ9世「ちっ、復活しちまったぜ!」
魔王『我が名は魔王ダンゴムシ………世界を破滅に導く者………』
<つづく〜・・・・(おっ、メガネケース持って来たか。よしよし。それじゃこの娘は返
してやるよ。………なんだよ、もう用はないだろ? わかったらさっさと帰ってくれ……
…何? このメガネケースは時限爆弾!?(ばっごーーーーーん)一一一完)>
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