マスル一一一主人公。伝説の英雄マッチョの子孫。
もひもひ一一一もひもひ族の少年。トリケラトプスっぽい。
マチョーニ9世一一一マチョ王国国王であり、マチョーニ1世の子孫でもある。
グリコーゲン一一一伝説の英雄近所のマングースの子孫。さわやかフレッシュボー
イ(らしい)。
リンダ(♀)一一一伝説の英雄ロビンソンの子孫。紅一点だが、顔は……
<第11話・魔王城突入>
マスル&もひもひ&マチョーニ9世&グリコーゲン&リンダ(♀)の五人は、『足の裏
のダニ』の子孫の行方を求めて世界中を旅した(らしい)。だが、旅の途中、事件が起き
た。
男「だ一一一誰か助けてくれ!」
もひもひ「父さん!」
サハラ砂漠で、一人の男がガマガエルに襲われていたのだ。
マスル「父さん!? あれが、もひもひの!?」
ガマガエル「んぐぎゃあ」
すると、ガマガエルは地獄から『風船ガム』を召喚し、その風船ガムに命を吹き込ん
だ。
風船ガム「伝説の英雄の子孫ともひもひよ。私が相手になろう」
風船ガムはそう言い放つと、突然まばゆい光を放った。
その光の中から、なんとパワフルマッチョが現れた。
パワフルマッチョ「風船ガム! 覚悟しろ!」
風船ガム「またお前か! 邪魔はさせんぞ!」
パワフルマッチョと風船ガムの激戦が始まった。その戦いは8秒続いたという一一一
その頃、マスルたちはパワフルマッチョたちを無視して、『ダニの町』に着いていた。
その名の通り、『足の裏のダニ』の子孫がその町に住んでいるのである。
だが、誤って、マチョーニ9世が足の裏のダニの子孫を踏み潰してしまった。仕方ない
ので、マスルたちはまた、旅を続けることにした一一一
グリコーゲン「次は、どこに行こうか?」
リンダ(♀)「もう、魔王城に行っちゃいましょうよ」
マスル「魔王城に………?」
もひもひ「でも、どこにあるんだろ?」
リンダ(♀)「アタシの家の近所にあるわよ」
マチョーニ9世「ふ〜ん、そうなんだ」
一一一というわけで、マスル一行は、リンダ(♀)の家の近所にある魔王城に向かっ
た。
マスル「ここが………」
マスルは、息をのんだ。
マスル「魔王城………!」
魔王城には言葉では言い表せない気配が漂っていた。凄まじい殺気である。
マチョーニ9世「やっぱり、引き返した方がいいんじゃないか?」
グリコーゲン「でも、いずれは倒さなきゃならない魔王だ」
リンダ(♀)「これ以上、人々が苦しむ姿は見たくないわ」
マスル「よし………行こう!」
五人の勇者たちは、魔王城に足を踏み入れた。
<つづ………な、なんだ君は! 邪魔をするんじゃない! やめろ! やめ………(ガ
チャッ)ツーツーツー>
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