今日のスタートは北の大地グリンラッド。現在パーティーは・・・

か：そーれ。みっちゃん、とってこーい！
み：ばかやろう！オレは犬じゃない！骨なんて取ってこれるか！
か：だってそのぬいぐるみ、どう見ても犬でしょう？
み：バカかお前は！どう見たって猫だろうが！
か：そんなのどっちも同じようなモノですよ。
み：ちっがーーーーーーーーう！オレは猫だーーーーー！
か：あ、認めましたね（＾＾）
み：こ、このやろ・・・・。

・・・おーい。なにやってるのー。

こ：見ればわかるだろう。はしゃいでるんだよ。ずいぶん出番がなかったからな。

うぐ・・・。

こ：まあ、そろそろ止めないといけないな。だれぱんが動かなくなった。

是非そうして下さい。お願いします。

こ：おーい、かんぱん、みそぱん。そろそろ行くぞ。だれぱんがだれてきた。

と言うわけで気を取り直して。
現在パーティーはグリンラッドにいます。じいさんに変化の杖を渡して船乗りの骨を手に入れたところです。

こ：さて、これからどこに行くかな。
だ：・・・そうだねえ。オーブを探すにしても、どこに行けばいいのやら。
み：仕方がないからさ、今まで行った町や城を片っ端から探してみないか？このカギがあればどこでも行けるぜ。
だ：そうだね。それしかないのかな。
か：・・・ねえ皆さん、これ見て下さい。おもしろいですよ。
こ：何だ？
か：この骨、つり下げるといくら回しても同じ方向を指すんですよ。おもしろいでしょ。
だ：ほんとだ、何なんだろうね、これ。
み：もしかして、お宝の在処を示してるんじゃないか？
か：それです！きっとこれは私たちをどこかに導いているんですよ！
だ：お宝？まっさかぁ。
か：でも、ないとも言い切れませんよ。お宝じゃないにしても、何かいいものがあるかもしれません。
こ：そうだな。少し気になるし、行ってみてもいいんじゃないか？何処に行けばいいか悩んでいるんだし。
だ：んー・・・。わかった。行ってみよう。それ舵の前につるしておいて。

てなわけで骨の指し示す場所に行くことにした一行。何処まで行き当たりばったりなのでしょうか。

だ：そろそろだね。
こ：ずいぶん進んだな、あれから何日くらい経った？
か：そうですねえ。みっちゃんの青さを見たところによると、２週間くらいですか？
だ：んー、みっちゃんもそろそろ船酔いになれてもいい頃なんだけど・・・。
こ：しかたない。体質はそうそう改善はできん。
か：あ、何か見えてきましたよ。
こ：ん？あれはロマリアだろう。
か：いや違います、その左の方。
だ：お、船だね。でもこのご時世にあんな大きな船を出している人もいるんだねえ。
こ：・・・？おかしいぞ。
だ：なにが？
こ：マストを見ろ。我々の船とまったく反対の方向に膨らんでいるじゃないか。
だ：あ、ホントだ。

奇妙な船に興味を示した３人。奇しくも骨の指し示す方向にぴったり一致。とりあえず船を寄せてみることに。

だ：うわーぼろぼろの船だねえ。
こ：どうやって動いているんだ？どう見ても難破船じゃないか。
か：もしかして、幽霊船なんじゃないですか？
だ：え？幽霊船？
か：ええ、聞いたことがあります。
　　昔ある国の総力を結集して作られた豪華客船が、処女航海の際に氷山に激突して沈没した事件があったんです。
　　それから４，５年経った頃から、世界中でその沈んだ客船が見かけられるようになったんです。
　　まだ誰も中を確かめたわけではないですが、乗務員の怨霊が動かしているんだって噂ですよ。
こ：そんなことがあったのか。よく知っているな。
か：ええ、まあ。
だ：じゃあ、この骨はその乗務員の骨なのかな？
か：かもしれません。帰りたがっているのかも・・・。
こ：ならば、とりあえず行ってみようじゃないか。
だ：みっちゃんはどうする？連れてく？
こ：ほっておけ。今動かすと大変なことになるかもしれない。

中に入ってみると、そこには幽霊がいっぱい。モンスターもいっぱい。そんな中探索を行う３人。

だ：もうすみずみまでまわったかな？
こ：そうだな、もう充分だろう。
だ：特にこれといったものはなかったね。オーブもなかったし。
こ：強いて気になるものを挙げるとすれば、この「あいのおもいで」くらいだな。
だ：持って来ちゃって良かったのかな。
こ：これをどこか相応しいところにおいてやるのが供養だと思うがな。何処がいいのか見当もつかないが。
だ：どこかいいところがあると思うよ。じゃ、戻ろうか。
か：あ、すいません。先に行っててくれませんか？やることがあるので。
こ：やること？何をするつもりだ。
か：ちょっとお祈りを。これでも元、僧侶ですから。

こうして新たな心霊スポットの除霊を完了した取材班は新たな旅に向かうのでした。
・・・って、これじゃ「心霊バスツアー」だねぇ。

み：（・・・うー・・・出番が・・・少ない・・・早く・・・陸地に・・・・・・・・・・・・）