死闘!シャンパーニの塔
(2000.12/13)





ホイミソさん、応援ありがとう!
今日は、カザーブからシャンパーニの塔に行きました。
ただ、一度死んだら生き返らせられないルール。
カンダタと戦うのは怖いです(笑)






私は勇者「ぶちょう」、セクシーギャル、LV11。

カザーブで一休みしようと思っていたのに、逆にどっと疲れた。
むっつりスケベの遊び人「くろ」と、すばしっこい武道家の「にくぶた」と、なぜかホイミ系しか使えないという、ぬけめがない性格の僧侶「ホイミソ」
・・・皆、すばらしい仲間だが、カザーブで盗みを働いてしまった。

いくら欲しい武器があるからと言って、これは許されることなのだろうか?
ああ、アリアハンに帰りたい。



にくぶた「まぁ、そんなに気にするなって、ぶちょう。」

ホイミソ「そうそう。我々のような熟練者が使った方が、武器も喜ぶというものです。」


だが、結局、この武器は使われることはなかった。
誰も装備できなかったのだ。

これでは何のために盗んだのかわからない・・・。


私たちは先を急いだ。
夕暮れまでには塔に着きたい。

遊び人の くろ は何か思う所があるらしく、終始無言だった。



にくぶた「お、着いたぞ。」




シャンパーニの塔




町の人からの情報によると、シャンパーニの塔は盗賊たちの巣窟らしい。
ロマリア王のきんのかんむりを盗んだカンダタと言う盗賊も、ここに潜伏しているにちがいない、と言う話だった。

しかし、よく、こんな魔物だらけの塔に住む気になるな・・・。


とりあえず、探索をはじめた私たちは、1階で宝箱を見つけた。
おそらくこの塔に住みついている盗賊が、そこら中から略奪した戦利品に違いない。

開けてみると、なんと、430G!

これには私も驚いた。



にくぶた「おお、結構あるじゃねーか。」

くろ「うわあ。」

ホイミソ「ほう。キメラの翼が関の山だと思ってましたが、これはなかなか・・・。」



仲間の泥棒行為に元気を無くしていた遊び人の くろ も素直に喜んでいる。

吹けば飛ぶようなモラル。

・・・遊ぶには金が要る。くろも、物を盗むことには抵抗があっても、金の魅力には勝てないということか。


塔での魔物との戦闘はそれほど苦にならなかった。
カザーブで装備を買い揃えたためか、受けるダメージも多くて5くらいだった。


また、武道家の にくぶた の攻撃力は鉄のツメのおかげで格段にアップし、今では私をしのぐ勢いだ。しかも、彼はすばやい。全ての戦闘で真っ先に行動してチームをリードしている。

僧侶のホイミソはMPが豊富。ホイミしか使えないもののMPが無尽蔵にあるため、少しでもダメージを受けたら回復させればいい。彼のおかげでかなり安心して戦えるようになった。

役に立たないと思われた遊び人の くろ だが、HPがやたら高い。これでHPが低い残りの二人を、防御面でサポートしている。ただ、最近はよく戦闘中に眠るようになってきた。睡眠不足なのだろうか?


彼らはバランスが取れた、すばらしいチームだ。
私たちが力を合わせれば、きっとカンダタも、捕えることができるだろう。


しかし、最上階間際でのことだ。

どくいもむしに襲われた私たちは、毒の息の攻撃を受け、なんと全員が毒に犯された。


にくぶた「おい、ホイミソ。キアリーしてくれ!」

ホイミソ「それは・・・、できない!!

にくぶた「なんでだよ!?」


塔中の宝を略奪し尽くし、すっかり元気を取り戻していた くろ も、体が毒に蝕まれて苦しそうにしている。


ホイミソ「できないものはできない。

にくぶた「ど、どういうことだ、おい!」

ぶちょう「ちょっと待って、確か袋の中に毒消し草が・・・。」


前にロマリアでレベル稼ぎをしていた時に、ポイズントードが落としていった毒消し草が数個残っていて事なきを得たが、にくぶたは怒っていた。


にくぶた「どうしてホイミしかできないんだよ!」

ホイミソ「・・・答える義務はありませんね。」


ホイミソはレベルが上がった!バギの呪文を覚えた!!


にくぶた「おい、今、おまえ、バギ覚えたろ!?」

ホイミソ「さぁ、知らないなぁ。」


人にはそれぞれ考え方やポリシーがある。
例えば、私たちの繰り返す泥棒まがいの行為に納得できない人も多いだろう。
だからホイミソがホイミしか使わなくてもいいと思う。
にくぶたには、それが許せないらしい。

パーティは一転して険悪なムードに包まれた。
こんなことでカンダタと戦えるのか?


それを救ったのは、くろだった。


くろ「まぁ、まぁ、二人ともケンカしないで。ホイミソがホイミしか使わなくてもいいじゃない。どうせおいらよりは役に立ってるんだから!


彼は指をくるくる回して自分で目を回した時にそれを言ってのけたのだ。


にくぶた「うっ、まぁ、それもそうかな・・・。」

ぶちょう「ははは・・・。」


これで場が少し和んだ。
今考えれば、あれはひょっとして、わざとだったのではないだろうか?
さすが遊び人だけのことはある。


にくぶた「それより、いよいよカンダタとの対決だな。勝てるだろうか?」

ホイミソ「正直な話、死人が出るかもしれませんよ。

にくぶた「・・・確かにその通りだな。」

くろ「おいら、ちょっと怖いなぁ。」

ぶちょう「全力を尽くしましょう!」


ホイミソ「ちょっと、相談があるのですが・・・、やっぱりやめにしません?

にくぶた「何をいまさら!」

ホイミソ「ロマリア王のきんのかんむりを取り戻したところで、我々に何かメリットがありますか?」

くろ「確かにその通りかもしれないなぁ。」

ホイミソ「でしょ?だからやめましょう。」

ぶちょう「でも!」


私たちはまたもや激論を交わした。
議論は尽きることなく、数時間にも及んだ。

それにしてもすさまじい議論だった・・・。
まさに『死闘』と言ってもいいだろう。


そして結論として、私たちはカンダタと戦わずに帰ることにした。


決して、悪を見逃すつもりはないが、自分たちが死の危険を犯してまでも戦う必要は無い。それに、私たちも似たような泥棒行為をやってきたわけだし。


とにかく、カンダタのアジトを目前に、シャンパーニの塔から帰還!

次はエルフの村に行こう。いいお宝が手に入るかも。





なんか妄想が激しくなってきた(笑)泥棒日記みたいですね。
登場人物は投稿者とは無関係で、ゲーム中の性格を参考に行動してもらってます。

全員が毒に犯されたときは困りました。 キアリーがあるのに使えない(笑)

で、結局、カンダタと戦うのは先延ばしにしました。
やはり死人を出したくありません。 レベルが上がってから挑戦します。


ファミコン版では1回目のカンダタのイベントはとばすことができて、なぜか「また会ったな」で2回目と戦うことになるのですが、聞いた話ではGB版では無理らしい。友達の話ではスーファミ版でも無理だったらしいです。 これは是非とも確認せねば。


また、現在までに7人くらいの補充メンバーが送られてきました。
彼らには船を取ってから活躍してもらうことにします。









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