記憶喪失の真相 IN ポルトガ
(2000.12/26)





ここ3回、疲労のため、妙な話になってました。
前回もぶちょうが記憶喪失になりましたが、それには何の意味もなく、ただピラミッドでどうしたと言う記述が面倒だったので強引な展開にしたというだけの話です(笑)
しかし、次が謎解き編になるだろうと思っている方が多いらしく、このまま前回を無視するのも問題かと思い、強引に理由付けをしときました。





私は勇者ぶちょう、自称セクシーギャル。
仲間はAチームの3人。みんな、頼れるすばらしい仲間だ。


先日、私はイシスで3日間分の記憶をなくしてしまった。
原因は不明で、不安は残るが迷ってばかりもいられない。

私たちは次の目的地、ポルトガに向かった。

ポルトガまではモンスターの出現率も低くピンチも迎えなかった。



ぶちょう「それにしても、記憶をなくしてしまうなんて・・。」

くろ「別に気にすることもないんじゃない?気楽にいこーよ。」


ぶちょう「私が記憶を失った前後のことをもう一度説明してくれないかな?」

にくぶた「おまえはさぁ、一度、砂漠で倒れたんだよ。それからの記憶がない。」

ホイミソ「倒れたのは、日差しがきつかったし、日射病じゃないでしょうか?」


ぶちょう「あの時、光る円盤が空に浮かんでいたような気がしたんだけど?」

くろ「それはきっと太陽を見まちがえたんだよ。」

にくぶた「うん、そうに違いない。」

ホイミソ「そこからはイシスの宿屋で休むまで意識が朦朧としていたようですからね。何かのはずみで記憶を失ってしまったのでしょう。」


ぶちょう「何かのはずみ??うーん。」



とりあえず、意識が朦朧としていた時の記憶を失ったらしい。
ずっと暑かったらしいので、イシスに戻って休むまでは意識が朦朧としていたはずだ。

何かのはずみでその意識が朦朧としていた間の記憶を失ってしまったとしたら説明がつくのかもしれないな・・・。



にくぶた「あ!ドルイド!!!」

ドルイドが現われた。


にくぶた「うりゃあああ!」

ドルイドAをやっつけた!


ホイミソ「ふんッ!!」

ドルイドBに28のダメージ!


ドルイド「ケケケケケェエエエエ!!」

ドルイドBはバギの呪文を唱え・・・・・・



それにしても、何かのはずみ・・・?
精神的なショックか、疲労の蓄積によるものか、はたまたピラミッドの呪いか?
わからない・・・・・。



そうこうしているうちに私たちはドルイドを撃退し、ポルトガに到着した。


ここで私は初めてポルトガに来た理由を聞かされた。

ホイミソ「実はここの王様は頭が弱いらしく、胡椒(コショウ)かなにかの調味料と引き換えに破格な褒美を出すそうです。その噂を確かめにきました。」


その王様は胡椒(コショウ)に何の価値を見出しているのか?

さっぱり分からなかったが、町はその噂で持ちきりだった。


*「黒胡椒(クロコショウ)を知ってるかい?最高だぜ、ぐへへ。」

*「あんな貴重なものはうちには置いてないよ。うひ。」



私たちはとりあえず、宿をとった。
そしていつも通り、夕方までに集合と言うことにして別行動することにした。

私は武器屋でみんなの装備品を購入していた。
にくぶたとホイミソは民家を荒らしまわっていたようだ。

くろ は何をしていたか私たちに言わなかった。


くろ「それより、ぶちょう。ここには何日くらい滞在するんだい?」

ぶちょう「2,3日って所かな。明日、王様に謁見して次の日の朝出発。」

くろ「それまでに戻るよ。じゃあ。」


それだけ言うと、くろは姿を消した。


ぶちょう「どこへいったんだろう?」

にくぶた「さぁ。それより明日は城の宝を略奪するぜ!」


私たちは、その日はそのまま休むことにした。

その夜のことだった。
突然、見知らぬ男が宿屋の部屋に怒鳴りこんできた。


カルロス「サブリナを返せ!!」

にくぶた「ハァ?おまえ死にたいの??」


カルロス「あの派手な服の男が犯人だと言うことは分かってるんだ!ここに泊まってるんだろ!でて来い!!」

ホイミソ「何のことかわかりませんね。」


カルロス「ちくしょー!人さらいめ!!」

ぶちょう「ひょっとして、くろのこと?くろならここにはいないけど。」


カルロス「・・・嘘じゃねぇだろうな!?嘘だったらぶっ殺すぞ!」

にくぶた「死ぬのはおまえだよ、タコ!あんまりなめてると・・」

ホイミソ「まぁまぁ、とにかく事情を話してください。」



その男の話によると、その男カルロスと恋人のサブリナは、時間限定で動物の姿に変身させられると言う、バラモスの呪いにかけられてしまったらしい。

カルロスは昼間は馬の姿になり、夜中は人間の姿にもどる。逆にサブリナは昼間は人間の姿だが、夜中には猫の姿になってしまう。

カルロスはその猫(サブリナ)が、派手な服の男に袋詰めにして連れて行かれたという目撃情報を元にここまでたどり着いたのだと言う。


ぶちょう「もしかして、くろ・・・」


しかし、言いかけてホイミソにさえぎられた。


ホイミソ「ここは私に任せてください。ふふふ・・・、くろ もようやく我々の仲間らしくなってきたようですね。」


ホイミソは意味深な笑みを浮かべた。私には何がなんだかわからなかった。


カルロス「はやくサブリナを返せええええ!!」

ホイミソ「ちょっと待ってください、カルロスさん。先程から我々の仲間が犯罪行為を働いたように言っているが、一体何をしたというのです?」

カルロス「だからそいつがサブリナを誘拐したって言ってるだろ!!」

ホイミソ「誘拐?人聞きの悪い。我々の仲間は野良猫を連れて行ったというだけの話ですよ。」

カルロス「だから、それは人間がバラモスの呪いで猫の姿になったものだって言ってるだろ!!」

ホイミソ「本当にそれは人間ですか?逆に、猫が呪いで人間の姿になったものなんじゃないですか?」

カルロス「あんた!何を言ってるんだ!?あの猫はサブリナだ!人間が猫の姿に変身させられたんだ!」

ホイミソ「その証拠はどこにあるのですか?」

カルロス「証拠って・・・」

ホイミソ「とにかく我々の仲間が連れ去ったのは猫です。人間ではなく猫です。」

カルロス「・・・そんな!

ホイミソ「我々の仲間はさぞ驚くことでしょうな。突然、猫が若い娘に変身するんだ。気が動転して何をしでかすかわかったもんじゃない。

カルロス「ちきしょおお!サブリナは人間だって言ってるだろ!!」

ホイミソ「ほう。その話が本当だとしたら早く我々の仲間に知らせてあげなくては。しかし、どこへ行ったんでしょうねぇ?」

カルロス「・・・・・お、おまえら、それでも人間か!?」


カルロスは目に大粒の涙を浮かべながら私たちを睨んだ。

にくぶた は鉄のツメを磨きながらへらへら笑っていた。
ホイミソは冷酷な目でカルロスの方を見据えていた。
・・・私はさすがに目をそらした。


カルロス「サブリナになんかあったら絶対許さないからなぁ!!!」


カルロスはそう捨て台詞を吐くと、泣き叫びながら走り去っていった。


私はその日、眠れなかった。
くろ はどこで、何をしようというのか。
うすうす、わかってはいるが・・・。

・・ついに朝が来た。


私たちはポルトガ王に謁見するためポルトガ城に向かった。
途中、見境もなく暴れまわっている馬がいた。
どうやらあの呪いの話は本当だったらしい。


ホイミソ「何をしているんです、ぶちょうさん。こんなどこの馬の骨とも分からない馬のことなんか気にせずに、さっさと行きましょう。」


ホイミソは冷静だった。



ポルトガ城に着くと、王様に謁見する前に私たちは城の宝を盗み出した。盗み出した宝の中でも「魔封じの杖」は高価そうなものだった。


それからついに、ポルトガ王への謁見が許された。


ポルトガ王は挙動が不審な人物だった。

常に体を手で擦ったり皮膚を掻きむしったりしていた。


ポルトガ王「虫が、虫が体の中を這い回ってるんだよぉ!ああ痒い!」

ホイミソ「大丈夫ですか?」

ポルトガ王「く、黒胡椒をくれえええ!黒胡椒をもってきたら褒美を取らせる!この手紙をホビットのノルドに渡すがいい。ノルドは東へ通じる岩山の抜け道を知っている。東で黒胡椒を入手して参れ!」

ぶちょう「は、はぁ。」

ポルトガ王「わかったら、行ってよし。」


ぶちょう「よくわからなかったね。」

にくぶた「あの王様、頭おかしいんじゃねぇの?」

ホイミソ「ふーむ。黒胡椒とは・・?」


老人「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、真実を聞きたいか?」

ホイミソ「何ですか、あなたは?」


老人「この城のブレーンの一人じゃ。何か聞きたいことがあるかね?」

ホイミソ「色々とあります。まず、黒胡椒とはどんなものですか?」


老人「ふむ。ではサンプルを見せよう。」



黒胡椒サンプル


ぶちょう「黒胡椒なのに黒くないんだ。」

にくぶた「というより、白だね。白い粉。」

ホイミソ「これはコカ・・・げふ!・・・いや、いい胡椒だ。」


老人「うちの王様はバカでね。政治はめちゃくちゃ。みんな困っていたんじゃよ、どうにか王様に賢くなってもらいたいとね。」

ホイミソ「ほう。」

老人「だが、わしのアイデアでな、逆にもっとバカになってもらった。自分では何もできないくらいのバカにな。今では政治は大臣たちが知恵を出し合って行っている。」

ホイミソ「なるほど。」

老人「急がば回れ。これが真実じゃ。ふぁっ、ふぁっ、ふぁっ。」


私にはこの話の意味はわからなかったが、ホイミソはしきりにうなずいていた。


ホイミソ「ところで、黒胡椒の具体的な入手法はわかりますか?東というだけではちょっとわかりかねますが・・。」

老人「ふむ。では、バハラタのグプタという男を訪ねるがいい。有名な売人じゃ。やつを探せば、必ずや黒胡椒を入手できるだろう。」

ホイミソ「バハラタのグプタですね。」

老人「最近どんどん使用量が増えてきてな。残り少なくなっていたところじゃ。なんとかして入手してきて欲しい。」


にくぶた「あ!今、思い出したんだが、ピラミッドで ぶちょう がこういう白い粉を吸い込んでなかったか?」

ホイミソ「ふむ。そういえば、ミイラ男にこびりついていた白い粉を大量に吸い込んでましたよね。」

老人「ほう。ではお嬢さん。記憶をなくしたりしなかったかね?」

ぶちょう「え!?どうしてわかるんですか?3日間分の記憶をなくしたのですが?」

老人「・・・奴隷が薬漬けにされて重労働を課せられるというのは良くある話。そのミイラ男にこびりついていたと言う粉末はおそらく『ゾンビパウダー』じゃ。成分のアトピン、スコポラミンが記憶障害を引き起こす。3日間の記憶がないというのはその薬のせいだろう。」

ぶちょう「なるほど。

よくわからなかったが、私が記憶をなくしたのは、その記憶障害を起こす薬を吸い込んでしまったことが原因らしい。


まぁ、ともかく記憶喪失の理由もわかった。次の目的地も決まった。

私たちは城を出て、宿屋に戻って休むことにした。


その夜になっても くろ は帰ってこなかった。
だが、猫(サブリナ)はよろよろとした足取りで帰ってきた。

カルロスは怒り狂って泣き叫んだ。


カルロス「あの、派手な服の男!絶対に殺してやる!!」


しかし、くろは帰らない。私も心配になってきた。


ぶちょう「くろ、大丈夫かな?魔物にやられてたりして・・・。」

ホイミソ「なぁに、きっと大丈夫。我々の仲間なんですよ。」


次の日、結局、くろは宿屋には帰らなかった。

だが、暴れ馬の追撃をかわしながらポルトガを出て、しばらく歩いた私たちの前にふいに姿をあらわした。


くろ「やぁ、みんな。久しぶり。」


どうやら、くろは私が思っている以上に賢さが高くなってきたようだ。

今後の成長が楽しみだ。







記憶喪失の理由はかなり強引だったと思う。
説明もどこかおかしいし(笑)まぁいいや。

実は、実際のプレイはもう少し進んでいて、船を取る直前です。
妄想部分が多すぎて日記が追いついていない状態(笑)
まぁ、がんばります。







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