DQM1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち 発売前雑誌情報/by butyo

PSでリメイク

 ゲームボーイで発売されていたドラクエモンスターズシリーズがリメイクしてプレステに移植される事が決まった。1作目のテリー、2作目のルカ編とイル編の3本が遊べる。

 発売日は当初2002年3月31日だったが、(ほとんど話題に上らなかったためか)5月30日に延期された。テリーは1998年9月25日発売で、DQM2ルカ編は2001年3月9日、イル編は2001年4月12日。嬉しい反面、リメイクするには早すぎるのではないかという印象は拭えない。

 プログラム開発はDQ7、PS版DQ4等を開発したハートビートではなく、ゲームボーイ版のモンスターズシリーズを手がけているトーセ。ゲーム画面はDQ7のような3Dではなく、2Dになる。戦闘画面を見ても従来のドラクエシリーズとは異なった印象を受ける。

 開発会社が違うということで、PS版のドラクエが誇るCDの読み込みスピードが失われるのではないかと言う心配の声もあるが、確かその圧縮読み込み方法の特許はエニックスから出ていたはずなので使い回しできるはず。それに某J誌のゲームコーナーでF氏が「PSなのに、画面の切り替えは超〜スムーズ!!」と発言しているのでたぶん大丈夫だろう。あと、ハートビートはゲーム制作業務から撤退したらしい。ハードにもよるだろうが、DQ8開発がトーセになる可能性もある。



iアプリと連動

 一応説明しておくと、iアプリとは携帯電話で動くゲーム。どんな携帯でも良いかと言うと、そうではなく、NTT DoCoMoの携帯じゃないと遊べない。iモードの拡張サービスみたいなものなので、iモードにも加入しないとダメ。あと、iアプリが使える高価な機種を購入しないと使えない。

 iアプリの「ドラクエモンスターズi」は2002年1月28日からサービスを開始した。おもしろいが、とにかく金がかかると言う評判。普通の携帯電話料金に加え、iモード月額利用料300円がかかる。どこかにエニックスのDQMiのサーバーがあって、操作するごとにデータをやり取りしているらしく、エニックスへの情報量として月額300円も必要。

 しかし、なにより厳しいのはパケット料金、いわゆるパケ代。1パケットは128バイトで、なんのことはないただの通信料金。頻繁にデータをやり取りするのでかなりの通信料がかかる。もちろんエニックスもこれを傍観しているわけではなく「パケ節設定」という通信料を節約するモードを使えるようにした。

 もともとDoCoMo自体、金のかかる携帯。満足度は一番高いが、その分金もかかる。学生は学生割引が付いてたりする安い携帯を使う人の方が多いと思う。一人DoCoMoでヘビーユーザーの知り合いがいるが、何度か料金未払いで止められている。そのたびに借金して回っているようだ。合計で30万円くらい借金あるらしい。(それだけが原因じゃないだろうが)今まで別れた女からも平均5万借りてる、とか言ってた。それは返さなくてもいいからラッキー、だそうだ。あんまり使い過ぎないようにね。

 と、そんな(どんなだ?)DQMiが新発売のPS版DQM1・2と連動するらしい。モンスターを PS←→携帯 間で移動できるということだ。「なんの接続機器もなく移動できるわけがない。また金がかかる、うきゃああ!」みたいなことをホイミソさんが絶叫していたような覚えがある。ただ実際には接続機器は不要で「転送の呪文」というパスワードを用いて、擬似的に移動させるらしい。しかし、DQMiは金の問題さえクリアしたらおもしろい。全国の相手と通信対戦ができる。エニックス主催のDQMi大会とかも通信対戦でやるっぽい。



DQMi限定モンスター

 iアプリのDQMiとPS版DQM1・2で、モンスターを移動できる。そんでDQMiでしか手に入らないモンスターもいるらしい。ジャンプに載ってた。DQMiで入手してPSに移動しないとコンプリートできないのだろう。そのモンスターが何者かは、PSの改造コード系のページでまずはじめに判明すると思う。そんでオフ会とか郵送とかでやり取りされそうな気がする。けど、「DQMiでモンスター消去と同時にパスワード(転送の呪文)を教えてPSでパスワード入力して移動成立」みたいなシステムのようなので、パスワード解析されたらそれで終わりのような気もするが・・・。いや、これは言ってはいけない。ゲーム自体が終わる。絶対やると思うけど。

 DQMiのプログラムはエニックスのサーバーに侵入でもしない限り手に入らないだろうけど、普通に考えればPSのソフトだけで両側とも解析可能。パスワードがやり取りされるようになれば、DQMiが一気に強さのインフレを起こしそう。マスター名が同じでなければならない、とかの制約があったとしても同じ名前で冒険の書を作って転送すれば良いだけの事だし。なんかDQM1・2の発売が楽しみになって来た♪転送の呪文ブームは必ず来ます!で、いっ○ょにTalkとかでは「転送の呪文を書くのは禁止」みたいな注意書きが出そうだ。今から言っとくけど速報ではオールフリーだよ!Yeah!



DQM2の隠し3匹

 DQM2で大会賞品用に用意された3匹の隠しモンスター、ラーミア、かくれんぼう、じげんりゅうがPSでも登場する事が明らかになった。今回は直接配布するイベントはなさそうだから、たぶん配合できるようになると思う。もしかしたらDQMiでしか手に入らないモンスターなのかも?



新配合パターン

 新しい配合パターンが追加されるらしい。『スライム+キラーマシン→スライムボーグ、グレイトドラゴン(+8以上)×2→しんりゅう、ミミック×キャタピラー→ゴーレム、他にも200パターン以上追加』とジャンプに書かれていた。DQM2の時、「登場モンスター300種類以上!」の広告で315種類だったので200〜230パターンくらいの追加か?DQMからDQM2になって廃止されたパターンもあったが、今回も多少の変更はあるだろう。



新しい鍵と世界

 DQM2の方の「ふしぎな鍵」が追加・変更されている。 とりあえず列挙すると、あかるいさばくのかぎ、ふるえるもりのかぎ、みえざるあらそいのかぎ、まばゆきはなぞののかぎ、はるかなたいようのかぎ、はるかなたびびとのかぎ、あらぶるきょうだいのかぎ、ごうかななかまたちのかぎ、ゾンビのかぎ、ひめのかぎ、ぞく・ひめのかぎ(二つともアリーナ姫が登場する世界との説もあるがオマージュか?城の構造も違うし)、たびびとのかぎ(一夜にして町の人が消えた商人が一人いるだけの世界)、いだいなコロゴロのかぎ(誘拐事件・名探偵コロゴロの世界)、かがやくこおりのかぎ(人々がみんな氷の像になってしまった世界)、などなど。

 GB版ではランダム生成鍵とイベント鍵(12種類)の2種類があった。ランダム生成の方は(16種類の形容詞+56種類の名前)という命名法で、896種類あった。形容詞は出現モンスターのレア度、名詞は出現モンスターの系統に関係していた。列挙した名前を見ると「はるかな」の共通点があるので今回もランダム鍵はあるでしょう。ヘタしたら名前を変えただけかもしれない。(DQM→DQM2の性格の変更も名前をいじくっただけだった)イベント鍵の追加はありそうです。

 堀井先生によると、世界生成システムはドラクエ7でやりたかったけど本筋のストーリーがおかしくなるんでやめて、DQM2で使ったらしい。DQ7のストーリーが単発で主人公がお客さんなのはこの名残だろう。うーん、中途半端。DQM2も容量の関係か一つ一つの世界がしょぼいし。今回のリメイクで完成形を見せて欲しい。



かさねがけ

 新しい戦闘システムで「かさねがけ」という概念が追加される。1回の戦闘で同じ特技を使い続けると、効果が強力になっていくと言うもの。詳しくはわからないが以下のメッセージから類推できる。

2回目「××××は いりょくが たかまった メラゾーマを となえた!」
3回目「××××は 力のかぎり メラゾーマを となえた!」
4回目「××××は ぜんしんぜんれいを こめて メラゾーマを となえた!オリハルゴンに 172のダメージ!」

 オリハルゴンのメラ耐性は◎(3)なので、1回目は0ダメージ、2回目は耐性-1扱いで○(2)の時のダメージ、3回目は△(1)の時のダメージ、4回目は×(0)の時のダメージで172ダメージ。耐性1分ずつダメージがシフトしていくようだ。もともと耐性の低い相手に対して最大ダメージ以上のダメージが与えられるかは不明。

 DQM2のイベントの時、うえーんBros.さんがエニックスの人から聞きだした話で、「今回はメタル化で呪文が全く使えなくなったけど今度は使えるようにしたい」と言うのがあったけど、これを実現したようだ。この方法は思いつかなかった、さすが!共通の耐性の分はどう処理されるんだろう?例えばビックバンとメラ系は同じ耐性に分類されるけどやはり別扱いになるかな?それにしてもメガンテ4回唱えたら即勝利ではないのか(笑)まぁ、その辺はうまく調整してくれていると思う。いや、しかし、全力攻撃の例もあるし・・・。



性格別特殊行動

 戦闘システムの追加要素で、性格によって時々特殊行動が発動するらしい。これまでも性格を決める4つの数値(勇敢さ・優しさ・利口さ・やる気)の度合いが最大・最小に近い場合に8種類の特殊行動が起こったが、今回は性格別に起こるらしい。

 はてんこう:急所づき(攻撃時に効果が付随・爆裂拳の時は有効か?)
 そぼく:やくそうをわけあう(その場で薬草を拾って全員に使う・全員回復?)
 いじっぱり:自力で復活!(HP0で死んだ時に時々HP1で復活?)
 ずるがしこい:目つぶし攻撃(敵の攻撃時に発動・マヌーサorその回の攻撃がミス?)

 また、これまで同様、戦闘中の命令によって性格が変化するが、戦闘終了後に性格が変化した場合、「××××のせいかくがが○から△にかわった!」と表示されるようになった。



PS版対戦モード

 対戦モードの問題は、一つの画面でどうやってコマンド入力するかということ。ゲームボーイでは二つの画面で別々にコマンド入力していた。

 で、ジャンプによるとPS版DQM1・2では交互にコマンドを入れて、全部入れ終わったらターン開始。バトル中はぐるぐるまわって攻撃側が画面に映るらしい。相手がどんな命令をしたかが見えるのか見えないのかは不明。(エニックスルールなら何かのボタンを押している間はカーソル消す等の方法で問題解消)交互に入れるというのは、相手に見えることを考慮してのような気もするが。

 お互いに相手の命令が見えるのなら、敵の命令を予想するといった技術が役に立たなくなる。特技構成もすぐにバレる。コマンドを入れる順番も重要になってくるだろう。自ずと特技構成と順番が限定されてくるかもしれない。また、それの裏をかいたりとかもあるんだろうな。命令を入れるスピードとかカーソルでフェイントしたりとかが重要になってくるかもしれない。

 あと、同じ冒険の書を選んで一人で対戦練習もできる!これは嬉しい。どうせ何個でも冒険の所は作れるんだけど、これだと手間がかからない。


速報DQM2総力特集DQM1・2