ホイミソさんの DQM2大会記 10
件名 : DQM2大会記 10
日付 : Mon, 21 May 2001 22:51:02 +0900 (JST)
5/4-2 「屈辱のΘ」
回復、攻撃、みかわし…
次ターンは無難な選択をした。
3対2で有利とはいえ、すぐに倒せるとは思えない。
何より、相手がこちらの行動を完全に読んでいる
メカニズムを解明しなければ勝ち目は無い!
仮説1
眼球に映っている情報を読む。
(それは無い。GBをほぼ水平に眺めているうえに
読み取る時間を与えずに視線をそらしているからだ。
だいたい、こちらがマダンテを所持している事などは
それだけでは判断できない。)
仮説2
νタイプである。
(νタイプとは、言葉を交わさなくともある程度、
意志疎通できる人種である。
しかし、こちらは精神防衛により保護されている。)
仮説3
サイコメトラー
(それも無理だ。触れていないから。それに
いくらなんでも現在進行中の情報は読みとれんだろう)
あれこれ考えを巡らせていたら
オルゴーが会心の一撃をだした!
オルゴー「ボディがガラ空きだぜぇ〜!」
敵ドレアムの腹部を貫いたかと思うと
手はドレアム体内をまさぐり、心臓の摘出に成功した。
ドレアム「か、返せ・・・」
オルゴー「ホホホホホ…
どちらにしろ、こうするとしましょう」
パンッ!
ドレアムの心臓は音を立てて弾けた。
おっ、あと1匹だ。
相手が謎でも勝てればいいのかもしれん。
勝てばよかろうなのだぁー!
だが、即座にポセイドンのザオリクでグランが蘇った。
以前、3対2のまま…。
次も、みかわし、攻撃、回復
うーむ…。難しく考えすぎか?
発送をもっと単純にしてみる事にした。
仮説4
こちらの指の動きで作戦を判断する。
(無理だ。こちらは毎度、フェイントをかけたりして
偽装工作している。すべてを看破する事はできない。
それにやはりマダンテ所持との接点が無い)
仮説5
22世紀の秘密道具を使う
(却下。なんか道具を使ったら目立つ。
つーか、それ以前にそんなもんねーし)
ん、待てよ?
ひょっとして俺は重大な事を
見落としていたんではないだろうか!
仮に相手マスターの相棒がこちらの情報を
なんらかの方法で引き出していたとしよう。
それをどうやって伝えているんだ?
そんなそぶりは一切無い。
相手マスター相棒「決着着かないね〜」
相手マスター「今、ピンチだよぉ〜」
否。あの普通に聞こえる会話がなにかの暗号なのだ。
きっと彼らの打ち合わせた信号だと、今の会話は…
相手マスター相棒「向こうは攻撃と防御半々だ。」
相手マスター「OK、んで、相手残HPはいくつだ?」
とでも訳せるのであろう。
ち、ちくしょう!いい気になるなよー!!
3人ガンガン攻めた。
もう、読みも何もない。要は相手を倒せばいいんだ。
攻撃あるのみ!
しかし、相手を倒すどころか生き返らされてしまった。
これで3対3の振り出し。
厳密に言えばこちらは3匹ともHP999だが
むこうは推定999、999、500。
だが、こちらはMP0を1人抱えている。
(殺してやる…殺してやる…殺してやる・・・)
猜疑心はいつのまにか怒りに変わっていた。
もう私は常軌を逸した。
また3匹ともガンガン〜を選択。
MP0がいる事の焦りがあったのかもしれない。
ホイミソ「マスタ〜、危険すぎます。」
わるぼー「1匹くらい防御させろやゴルァ!」
私「攻撃こそ最大の防御だ。」
オルゴー「狂気の沙汰ね。」
敵を倒せればいいんだ。
こっちはみかわし×2なうえにHPまんたんだ。
そう簡単に死ぬもんかっ!
命令選択後、Yojiさんが駆け寄ってきた。
どうやら無事、1回戦突破したようだ。
と、その時!
ドレアムは ばくれつけんを はなった
ドレアムは ぜんりょくで こうげきした
おそるべきメッセージだ。
その恐ろしさを理解する間もなくメッセージは続く。
ホイミソ「う、うわぁぁぁ!!」
ホイミソは1023のダメージをうけた
ホイミソはしんだ
わるぼー「アピャピュィぃぃぅーーー」
わるぼーは1014のダメージをうけた
わるぼーはしんだ
オルゴー「グ、グフッ、ハァハァ…
お、おのれ、デク人形!」
オルゴーは957のダメージをうけた
オルゴー「アアアアアアアーーー」
オルゴーは972のダメージをうけた
オルゴーはしんだ
ルカたちはぜんめつした
あなたのまけです
私「アア・・・ア・・・・ア・アア・・・」
にわかには信じがたい状況だった。
HP999×3(内2匹みかわし脚)が
1回のばくれつけんで全滅してしまったのだ。
ドレアム「この星1番の使い手も1撃でこのザマだ!」
相手モンスターからの捨てゼリフをかろうじて
受信したがそれどころではなかった・・・。
私のかわいいモンスター達が動かなくなり
横たわっているのだ。
わるぼーは頭が潰されている。よく見えないけど
脳も完全に潰れているだろう。
ホイミソは4つに斬り裂かれている。
水色の体液はすべて体外へ流れ
しなびた皮膚と触手だけだ。
オルゴーはもっとひどい。
あれだけの攻撃を2発受けてしまったのだ。
原型はまるでとどめていなく、肉の塊という表現が
1番適切だろう。ミンチだ・・・。
あまりの出来事に悲しいのかどうかも
わからなかった。ただ、声が自然にでた…
私「おい、お前達…」
へんじがない ただのしかばねの ようだ
続く
速報!DQモンスターズ2:DQM2大会記